『ルーティン家事』を読みました。
作者は、ryokoさん。
ryokoさんは、すっきりと整った部屋や日々の暮らしをInstagram(インスタグラム)で投稿。
インスタグラムだけでなく、ブログも人気となり書籍を書かれた方です。
平日はフルタイムで働き、旦那さまと二人の小学生の息子さんたちと暮らしていらっしゃいます。
ryokoさんは、書籍の中で心地よい暮らしのためには、家事をルーティン化することがいいとおっしゃっています。
わたし自身、どうしたら家事が楽になるのか?ということを常に考えていました。
そんなときに、家事のルーティン化というのは、とても惹かれました。
いったい、どのようにルーティン化したらいいのか?
自分なりに考えてはいたものの、ここはやはり書籍を参考にしてみようと思ってこの本を手にしたのです。
ルーティン家事とは?
『ルーティン家事』には、
「ルーティン家事の作り方」と
「実際の我が家(ryokoさん宅)のルーティン家事」が紹介されています。
そして、本を読んだあとには、
「自分にとってラクな家事」を見直すきっかけになったらという思いが込められています。
わたしは、わくわくしながら本のページをめくりました。
ページを開くと、最初に、ryokoさん宅の美しい写真が掲載されていました。
ほぅっとため息が漏れてきそうな素敵なリビングです。
でも、けしてホテルや豪邸のような近寄りがたい雰囲気ではありません。
きちんと片付けられていながらも、適度な生活感も垣間見えます。
その中で楽しそうに暮らしている家族の様子が感じられる部屋です。
物がまったくないわけではない、キッチンや洗面所。
それなのに、どこをみても素敵なのです。
洗面所に至っては、我が家の方が何も出ていないのに、なぜかryokoさん宅の方が素敵で居心地がよさそうです。
センスがとてもいい方なんでしょうね。
わたしは、上手にインテリアを作ることができないので、うらやましくなってしまいます。
家事をルーティン化する前は、時間追われていたというryokoさん。
今ではそんな様子はいっさい感じられませんね。
いったいどのようにryokoさんは、家事をラクにしていったのでしょう?
家事のルーティン化を考える
ryokoさんが目指していたのは、働きながらも、子供たちとの時間、夫婦の時間、自分の時間をしっかり取るということ。
そのためには、日々の雑事である家事を楽にする必要がありました。
わたしも、そのことにはとても共感しました。
ルーティン化前は悲惨な状態だった
以前のわたしは、夕食を作るのに、ものすごい時間と労力がかかっていました。
まず、レシピを検索して、何を作ろうか考えること一時間。
それから、材料がなければ、買い出しに一時間。
作り出して、一時間。
なんてこともあったのです。
はい、夕食を作るだけで午後の時間をすべて消費してしまっていました。
それはそれは、大仕事で作り終わったときにはもうヘトヘト・・・。
毎日がこうではなかったにしても、週の半分以上はそんな感じ・・・。
とても効率が悪いということはわかっていました。
けれどもどうしたら解決するのかわからずにいました。
それから、わたしの家事の効率化を考える作業がはじまりました。
ですので、この『ルーティン家事』を読み始める前の時点で、ある程度わたしの中では家事はルーティン化されてはいました。
この本を手に取ったのは、さらに効率化を図るため、何かひとつでも参考になるものがあったらいいなと思ってのことです。
ryokoさんの家事ルーティン化
ryokoさんは、平日はフルタイムで働いています。
ですので、ryokoさんは、まず家事のルーティン化を平日用と週末用にわけました。
さらに、平日を、朝のルーティンと夜のルーティンにわけました。
そして、月末のルーティンも設定しました。
ryokoさんの家事ルーティン
- 平日朝のルーティン
- 平日夜のルーティン
- 週末のルーティン
- 月末のルーティン
それぞれの時間に何をするのかを、こまかく設定していったのです。
もう、これだけでも、なんだか楽になりそうですね。
書籍の中では、それぞれのルーティンの時間に、何をどうしているのか細かく書かれています。
しかも細かく時間帯別にです。
たとえば、平日朝のルーティンであれば、
6:30 起床
部屋の空気入れ替え
6:40 朝食作り
弁当作り
7:00 朝食
といったようにです。
見た瞬間「おぉ~!」と歓声をあげました。
素晴らしいですね!
ルーティン化にあたっての見直しポイント
わたしは、もっと大雑把な時間枠でしか区切っていなかったので、これを参考に、もう少し細かく見直して見ることにしました。
大雑把でもいいのですが、やはりそうすると、時間配分がぐちゃぐちゃになり、できなくなる項目もあったのです。
例えば、
6時~8時までにやること。を決めていたとしても、ちょっとだらっとしてしまったり、子供に対応していると、やろうと思っていたタスクができなくなることがあったのです。
これを回避するには、ryokoさんのように、ある程度細かく設定するのがいいでしょう。
まあ、子供が小さいうちは、難しい部分もありますけどね。
どうしてもぐずったりしたら、対応する必要がありますから。
だけど、仕事をしている人なら、出勤時間は待ってくれませんから、その辺りのさじ加減は難しいところですね。
わたしは、専業主婦なので、最悪、できなかった家事があっても子供たちが登校・登園した後ゆっくりできます。
それは、いい面もありますが、ダラダラを助長しているとも言えます。
ですので、ルーティン家事を読んで、改めて自分に活を入れられた感じです。
また、書籍の中では、ryokoさんの旦那さんや子供たちもルーティン家事を担っていました。
我が家ではそれは難しいです。
ですので、自分に合ったルーティン化をする必要があります。
きっとみんなそれぞれ生活が異なりますよね。
書籍を参考にしながら、自分(我が家)流のルーティン家事を設定するといいですね。
暮らし心がけから楽々ルーティン家事ははじまる
家事のルーティン化だけではなく、ryokoさんが暮らしの中で心掛けていることが紹介されていました。
家事のルーティン化を支える根底ともなるryokoさんの考え方です。
それは、やましたひでこさんが著書『家事の片付け』の中でおっしゃっていたことにも通じるものがありました。
簡単に言えば、「物は少なく、手入れはこまめに、汚れはためない」
そして「メディアに踊らされない、自分にとっての心地よい暮らしをすること」
そうわたしは、解釈しました。
ルーティン家事がおすすめなのはこんな人
書籍の終りの章は、ルーティン家事の組み立て方が書かれていました。
ものすごく体系立てて考えられていて、素晴らしいのひとことです。
わたしもこのルーティン家事の組み立て方を参考にしながら、改めて日々の家事の見直しをすることにしました。
わたしがどのように組み立てたかは、また別の機会にでもお話しさせていただきますので、どうぞよろしく。
ryokoさんの著書『ルーティン家事』は、家事のルーティン化をまったく考えていなかった人には、目からうろこのような書籍でしょう。
そして、自分なりに家事をルーティン化していたベテラン主婦の方でも、システマイズされたryokoさんの家事には目を見張るものがあります。
今よりも、家事を楽にしたい、日々の暮らしを快適にしたい。
スッキリ暮らしたい、心地よい暮らしを手に入れたいと思う方は、一度手に取ってみてはいかがですか?
わたしはルーティン家事を読んで、今までよりもごきげんな暮らしが送れるようになりました。