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【夫の物を捨てる】物を捨てられない夫が捨てられるようになるまで

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夫の物(CD)を捨てることができました。

この記事では、夫の物(CD)を捨てることができた妻(ゆるミニマリスト主婦)の話を書いています。

  • 夫の物を捨てたいけど、捨てられない
  • 夫が捨てるのを反対している

このような方におすすめです。

目次

夫の物(CD)を捨てたい

わたしが捨てたいと思っている物は、夫の物(CD)です。

しかし、片付けにはルールがあります。

片付けや断捨離のルール

  • 他人の物には感知しない
  • 他人の物を勝手に処分しない

このように自分以外の人の物をとやかく言ったり、勝手に片付けてはいけないというものです。

しかし、片付けや断捨離を勧めることはダメではありません。

というわけで、さりげなく夫に捨てることを勧めました。

しかし、あっけなく玉砕です。

「取って置いて」

ひと言そう言われて終わりました。

そう本人に言われたら取っておくしかありません。

わたしは、数十枚あるCDを一つの段ボールに入れて収納棚にしまい込みました。

実は、結婚するときに大量の物(洋服やCDなど)を夫に処分させたわたしです。

残っているのは、そのときに捨てられなかった物です。

だから、夫にとってはそれなりに大切なものかもしれません。

ですが、使用していないものが多く、常々邪魔に思っていました。

大量のCDは、聞いてもおらず、場所だけ取っていることが嫌でたまりませんでした。

夫が物を処分すると言い出した

夫のCDを段ボールに入れて収納棚にしまい込んでから、数日が経ちました。

たまたまその収納棚を夫が目にする機会がありました。

収納棚には、いくつもの段ボールが積まれていました。

夫「何が入っているの?」

私「全部あなたのものよ。本やCD」

夫「・・・・」

私「・・・・」

夫「処分しようか・・・」

私「!!」

夫「CD売っていいよ」

あれほど、頑なに処分を拒んでいた夫がついに処分を言い出しました。

ですが、夫は「捨てていいよ」ではなく「売っていいよ」とのこと。

仕方がないので、捨てるではなく売るという方法で処分することにしました。

わたしは、メルカリに出品することにしました。

幸いにも、メルカリでは本などがバーコードを読み込むことで出品できるシステムが導入されています。

バーコードのあるものは読み取りながら出品していきました。

また、ジャンルが同じものについては、まとめ売りもしました。

売って処分することは手間がかかる

物を売って処分するということは、非常に手間がかかります、。

メルカリなどのフリマアプリの出品も簡単になったとはいえ、やはり面倒です。

送料や手数料を考えたら、中古のCDの利益はそれほどありません。

さらにCDというデリケートな品物は、梱包にも気を使います。

わたしは、メルカリで売って処分することが面倒になりました。

価値があったりして、高値で売れるものでもありません。

データで音楽が聴ける時代に誰が好き好んでCDを買うのでしょう?

よほど好きなアーティストでないかぎりCDなんていりません。

今後はCDを聴く機械さえなくなっていくでしょう。

「誰がこのCDを買うのか?」

「誰がこのCDを欲しいと思うのか?」

メルカリに出品したCDに「いいね」がつくことはなさそうです。

そう考えたら、馬鹿らしくなってきました。

売るのなんてやめて捨てることにしようと思いました。

ただ物を捨てることはできない夫

しかし、ここで問題が発生しました。

夫は「売っていい」とは言いましたが、「捨てていい」とは言いませんでした。

夫の考えはわかります。

売れるなら手放してもいいけど、ただ捨てるのはいやだということです。

わたしは、夫に、CDが売れそうにないことを伝えました。

わたし「CD売れそうにないよ」

夫「そうなの?」

もりみ

売れると思ってたのでしょうか。どんだけ自分のCDに価値があると勘違いしているのでしょうね。
大抵の物は、自分が思っているほど高くは売れません。
もちろん、例外はありますが。

わたし「いまどきCD買う人なんてそういないよ。よほどそのアーティストが好きじゃなきゃね」

夫「そうかあ・・・」

わたし「捨てていい?」

夫「ダメ、売れないなら取って置いて」

わたし「・・・・」

夫は売れるなら手放すけど、売れないなら捨てられないし手離せないのです。

でも、そのCDが聴かれることはない。

夫曰はく「子供たちが大きくなってから聴く」そうです。

聴くことは一生ないと確信していますが、自分の物ではないのでこれ以上は何も言いませんが。

夫にとっては、売っていい=捨てていいではないのです。

何か惜しいと思う気持ちが働くのでしょう。

確かに、わたしもそう思っていたときがあるので気持ちはわかります。

ですが、そうなるときっといつまでたっても手放すことはできないと思います。

「いつか使う」の「いつか」は来ないというけれど

片付けや断捨離では「いつか」や「たら」は来ないものと理解しています。

「いつか使う。痩せたら着る。」

大抵「いつか」は来ないし「たら」は実行されません。

その言葉は今目の前にある問題から逃れるために使う言葉です。

もし本当に使うなら「いつか」とは言いません。

はっきりとした「いつ」が言えるでしょう。

また、本当に実行するなら「たら」とも言いません。

「たら」には願望が込められているだけで、それを実現しようとする意志はないのです。

もし意思があるのなら「たら」とは言わないでしょう。

「来年のいついつには使うから取って置く」

「ダイエットして痩せるから着る」

そこに明確な意思が存在するならば、断定的な言葉になるはずです。

それならば、今すぐにそのものを捨てる必要はありません。

なぜなら、使う未来が見えているのですから。

そのことを考えると、夫の言う「子供が大きくなってから」という言葉は、明確な意思の表れのようにも思えます。

確かに、今は子供が小さいから、ゆっくり音楽を聴くことができません。

音楽をかけても、子供のはしゃぐ声や子供が見ているテレビの音に邪魔されます。

家で音楽をかけるとけっこう響くので夜子供が寝静まってから音楽を聴くこともありません。

今は音楽を楽しむことは出来ない。

だけど、少し先の未来なら、夫の描いているように音楽を楽しむことができるのかもしれません。

夫は、そういった未来を楽しみに待ち望んでいるのかもしれません。

その感情は「今」必要かどうかを基準にしているわたしには理解しがたいです。

ですが、その夫の気持ちを尊重することにしました。

人の価値観はそれぞれですからね。

夫の物を捨てるか決めるのは夫自身

夫のものは夫のものなんです。

わたしにはただの邪魔なゴミにしか見えなくても、夫には別のものに見えるのでしょう。

夫にとっては大切なものなのです。

子供が大きくなってから部屋でゆっくり音楽を楽しみたいという夫。

それは今を生きる希望でもあるかもしれません。

夫自身のものは夫の部屋に置くことにしました。

それを見て、夫自身が片付けたくなったら片付ければいいだけのことです。

夫の物を捨てるか決めるのは夫自身です。

わたしは、何も言わないことを改めて決意しました。

あれから月日が経っても、夫がCDを聴くことはありませんでした。

そのことに、ようやく夫自身も納得したようで「全部捨てる」と言いました。

YouTubeや音楽配信サービスが充実してきたことが、手放す後押しをしてくれました。

夫の物を捨てることができたミニマリスト主婦の話まとめ

他人を変えられないように他人のものを捨てさせることはできません。

今回、夫の物を捨てることができたのは、夫自身が納得したからです。

だからといって、わたしの勧めが役に立たなかったとは思いません。

わたしの言葉があったからこそ、夫は捨てようと思ったのです。

声をかけてなければ、いまだに物があるような気がします。

夫の物が気になって捨てたいと思っても、勝手に捨てることなく、夫と相談しながら片づけていくことをおすすめします。

価値観は人それぞれですから、それぞれが心地よいと思う暮らしはさまざまです。

意見が一致することもあれば、異なることもあります。

そんなときは、家族だからこそ思いやりを忘れずに相手の意見を尊重することが大切です。

家族みんなにとって心地よい暮らしを送れるようにしたいものですね。

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