断捨離で効果的なのは売るより捨てることだということに気づきました。
わたしはアラフォーゆるミニマリスト主婦のもりみです。
今までも、自分自身のものについては何度か断捨離をしてきました。
今は、家族共有のものの断捨離をしています。
この記事では、断捨離でものを手放すときに「売る」よりも「捨てる」を選んだほうがメリットがあるということを書いています。
わたしは、整理収納や断捨離の専門家ではありません。
ですから、書いてある内容はあくまでわたしの個人的なやり方だったり感想です。
断捨離でものを手放す3つの方法
断捨離で自分の身の回りからものを手放す方法には大きく分けて3つあります。
ものを手放す3つの方法
- 捨てる
- 売る
- 譲る
断捨離でものを手放す3つの方法のくわしい内容は「 」をどうぞ。
断捨離でものを手放す方法には「捨てる」「売る」「譲る」があります。
この中では「捨てる」という行為が一番簡単です。
ところが、多くの人が、手間がかかったとしても、なぜか「捨てる」よりも「売る」や「譲る」を選択します。
それはいったいなぜでしょう?
「捨てる」ことは罪悪であるという思い込み
「まだ使えるのにもったいない」
そんなセリフをよく言ったり言われたりしませんか?
「捨てる」という行為は、人に罪悪を感じさせます。
人によっては苦痛以外の何物でもありません。
その苦痛を免れるために、少々の手間を惜しんでも売ったり譲ったりするのです。
ものがまだ少なかった昭和の時代。
「まだ使えるものを捨てるなんてもったいないからダメ」
そういった刷り込みを多くの人がされていました。
その刷り込みは今も根強く残っています。
だから多くの人が、まだ使えるものを捨てるのは悪いことだと思ってしまうのです。
そして、悪いことをしたくないばかりに、売ったり譲ったりしようとするのです。
また、「売る」「譲る」という行為は「他人に対してよいことをしてあげた」という喜びを感じさせます。
他人から感謝されれば喜びは増し、承認欲求を満たしてくれることもあります。
人間は、喜びなどの幸福感を感じているとき脳から快感ホルモンが分泌されるようになっています。
他人に売ったり譲ったりするだけで、罪悪感を感じることなく喜びを得られるのですから、多少の手間くらい平気と思うのは仕方のないことですね。
しかしそれでは、罪悪感の軽減を優先するあまり、断捨離の進行を遅らせてしまいます。
「売る」「譲る」ことは手間がかかる
売ったり譲ったりすることは非常に手間がかかります。
売る・譲るためには、面倒な手順を乗り越えなければなりません。
そのため、売ろうとしたり譲ろうとしたものは、すぐに手放すことができません。
売る・譲るまではそのものを手元に置いておく必要があります。
引き取り手が現れるまでそれなりの時間がかかります。
それは、数時間かもしれないし数週間かもしれない。
売れるまで、譲るまで、そのものはあなたのそばにあるのです。
人は、日にちが空けばあくほど行動することが億劫になります。
断捨離を決断して、売るなり譲るなりしようとしたけれども、いざとなると面倒になってしまうことがあります。
売るより捨てて断捨離を成功させる
断捨離に慣れていないうちは、売るより捨てて断捨離を成功させることが大切です。
断捨離することで得られるメリットを体感する方が微々たる小銭を稼ぐよりも大事だと思います。
売ること・譲ることが面倒になると、そのものはいつまでたっても片付きません。
手放そうとしたものなのに、気づいたら部屋の片隅に放っておかれています。
そのものは、いつの間にか部屋の風景の一部となることもあります。
人によっては、そのものを目にしたくないからと押入れの奥や物置に追いやってしまうこともあります。
それでは、いつまでたっても断捨離できません。
断捨離で大事なことは決断することです。
そして、決断したら実行することです。
その積み重ねで断捨離が上達していきます。
ですから、決断を鈍らせるようなことをしてはいけないのです。
もう別れようと思った人と、気持ちがないのにずるずるとつき合っているのは相手にとって失礼です。
それは、ものにとっても同じです。
別れを決めたなら、別れを切り出してきちんとお別れしなければなりません。
断捨離を決めたならすぐに手放すことが大切です。
具体的には、すぐにゴミ袋に入れて家の中から出すことです。
家の中にいつまでもあると、どうしてもそのものへの執着が出てきてしまいます。
「やっぱり捨てるのはもったいないかな」
「捨てなくてもいいかな」
手離そうとしたものを目にするとついそんなことを思ってしまいます。
そうならないためには、すぐに家の中から出すことです。
できればすぐにでも収集車にもっていってもらいたいところですね。
だから、断捨離するときはゴミの収集日の前日などがおすすめです。
「売る」「譲る」ことは、とても素晴らしい行いだと思います。
ですが、断捨離して心地よい暮らしをすることを目的にするなら「売る」「譲る」よりもまず「捨てる」ことが断捨離成功への最初のステップです。
売るより捨てて罪悪感を味わうことが大切
わたしは、売るより捨てて罪悪感を味わうことが大切だと思っています。
これが正しいのかはわかりませんが、わたし自身は
痛みを味わうこと
失敗を受け入れること
によってよりよい暮らしに近づけると思っています。
「同じ失敗は繰り返さないようにしよう」
そう心に刻むことで、同じ間違いをしないようになっていっている気がしています。
また、ものを手放すときには、そのものと ちゃんと向き合うことで自身とそのものとの関係性が見えてきます。
そういった内なる感情こそが断捨離には必要なんじゃないかなって思っています。
そうやってものと真剣に向き合うことで自分自身を見つめなおすことが断捨離であり、断捨離の効果だと思っています。
これは「売る」「譲る」では感じることのできない感情です。
これはわたしの感覚ですが、売ったり譲ったりすると罪悪感ではなく別の感情を得られてしまうので断捨離にならなくなるのです。
売って小金を稼げたと喜んでしまったり
譲って人に喜ばれることで自身の喜びになったり
ものの手放し方としては間違っていないのですが、身を切るような思いをして手放した後に得られるなんとも言えない清々しい気持ち。
それがわたしにとっての断捨離なのです。
もちろん、断捨離に慣れてくるとそんな大きな思いも薄れてくるのですけどね。
さっぱりとした気持ちで手放せるようになってます。
断捨離が上手にできないうちに「売る」「譲る」をしてしまうと、思うように断捨離が進まなくなります。
断捨離を成功させたいなら、効果を感じたいなら、不要なものはきちんと捨てることが大切です。
だからといって、いつまでも捨てる罪悪感に囚われていてはいけません。
断捨離するときに、きちんとそのものに対して謝罪すればいいのです。
そして、謝罪と共に感謝の気持ちを持つことです。
必要だと思ったから、そのものは家にあったんです。
いらなくなってしまったものでも
「いままでありがとう」
そういって手放すことでモヤモヤした気持ちは浄化され清々しくその物を手放すことができます。
断捨離で効果的なのは売るより捨てる!手放すことで得られるメリットまとめ
断捨離をはじめたばかりのときに「捨てる」を阻害するような行為はしないことです。
「売る」「譲る」というハードルの高い行為は、断捨離に慣れてからにしましょう。
別れたあとも、上手にお友達で付き合うには、それなりに恋愛経験や人生経験がないとむずかしいです。
ましてや、身近な人に譲っては・・・未練タラタラになってしまうかもしれません。
目にしたら、返して欲しくなることもあるかもしれません。
断ち切ることで新しい一歩を踏み出すには、そのものから完全に離れることが大切です。
それまでは、とにかく捨てる。
今の自分に必要ないものは手放す。
物を手離す感覚を実感する。
断捨離の効果を感じるにはこういったことが大切だと思っています。
売って利益を得ることよりも、捨てて執着から離れることの方が大切です。
譲って優越感を得ることよりも、捨てて戒めの心を学ぶ方が大切です。
断捨離はただの片付けではないと思っています。
ある意味、心の修行のようなものです。
あなたのいらないものを、古びたおさがりを本気で欲しいと思う人はあなたが思っているよりも少ないものです。
物が溢れた世の中です。
だからこそ、本当に大切にしたいもの、お気に入りを選ぶ目と心を持ちたいものです。
自分自身の基準を持つこと。
それが断捨離においても自分の人生においても大切だとわたしは思っています。
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わたし自身、捨てて手放すことでこれまでの人生に片をつけていった感じを味わいました。
捨てることでこそ得られたもの。
大げさに思われるかもしれませんが、人生を変えたいと思うなら断捨離はおすすめです。
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