マウスピース型の小児用歯科矯正装置にはどんなものがある?

子供の歯並びが気になるようになって、矯正をした方がいいのか迷うようになると・・・。

子供の矯正にはいったいどんなものがあるのか気になりますよね?

わたしも、どのように矯正治療が行われていくのか気になったので色々調べました。

まずは、矯正治療に使用される矯正装置についてわかったことを記載します。

子供の矯正治療に使用される装置にはいくつかあります。

その中でも、マウスピース型と言われる矯正装置について説明します。

マウスピース型の矯正装置には以下のようなものがあります。

  • プレオルソ
  • T4K
  • ムーシールド
  • マルチファミリー

治療内容や矯正歯科によって使用している装置が異なります。

我が家の子供たちは、ムーシールドとマルチファミリーという装置を使用して治療しています。

長女は現在は、マウスピース型の治療を終えて現在は床矯正装置(しょうきょうせいそうち)による治療をしています。

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ムーシールド(小児矯正装置)について

ムーシールドとは、乳歯期の子供の受け口(反対咬合)を治すための硬いプラスティックのようなものでできた、マウスピース型の矯正装置です。

乳歯期の顎の骨の発達を利用して、正常な位置へ誘導し顎の骨の正常な発達を促します。

それによって、正しい歯並びへと矯正します。

また、乳歯の歯並びを整えることで、永久歯の正しい生え変わりも促します。

ムーシールドの使い方

ムーシールドは、日中1時間以上の装着と、夜間、就寝中のみの装着で歯並びが改善されます。

取り外しができる装置のため、幼い子供でも治療の負担は軽いものになります。

また、取り外して、しっかり歯磨きができるので虫歯へのリスクも少なく済みます。

ムーシールドの効果

ムーシールドを装着することで、舌を正しい位置に持ってきて上顎の形成を促進します。

そうすることで、上顎が広がり、舌が正しい位置に収まります。

そして、広げられた上の歯の中に下の歯が収まり、受け口(反対咬合)といったような症状が改善されます。

ムーシールドの一日の装着時間

ムーシールドの装着時間は、昼間の1時間ほどと夜間の就寝時です。

装着していて、ダメなものではないので、昼間に1時間以上装着していも構いません。

とはいっても、自己判断せず主治医に相談するようにしましょう。

食事の時だけは外す必要がありますが、それ以外ははめていても構いません。

ムーシールドの治療にかかる費用

ムーシールドの装置代だけで言えば、3万~5万ほどです。

ただし、ここに歯科による治療費が上乗せされます。

それは、歯科によって様々ですが、一般的には、ムーシールドによる歯科矯正治療費は10万前後になります。

どの程度まで歯並びを整えたいかにもよりますが、ムーシールドの治療だけで、矯正治療が完了するケースは多くありません。

ほとんどが、その後に続く小児矯正治療が必要になります。

ある意味、ムーシールドでの治療は、その後に行う矯正治療のための事前準備と考えたほうがいいでしょう。

細かな歯並びを整えるのではなく、歯の土台を整える治療、それがムーシールドでの治療です。

そのため、その後の治療を含めたトータルでの費用を考えてから治療を開始した方がいいでしょう。

お子さまにとっての負担も経済的な負担も少なく済むことがあるかもしれません。

もちろん、個人差、歯科、治療内容によって異なるので、一概に言えません。

ムーシールドによる治療(装着)期間

個人差がありますが、医師の指示通りしっかり毎日装着していれば、3か月~8か月ほどで改善されます。

次女は、4か月ほどで交差咬合が改善されました。

その後は、ムーシールドを終了して、マルチファミリーでの治療が続いています。

早い段階で矯正歯科の診察を受け、治療を開始できて本当によかったと思っています。

 

プレオルソ(小児矯正装置)について

プレオルソとは、プレオルソというマウスピース型の矯正装置を使い、4歳から9歳くらいまでの子供の歯並びを改善する装置です。

ムーシールドと同じような矯正装置ですが、ムーシールドのように硬くはなく、ポリウレタンの柔らかい素材でできた装置です。

装着時の子供への負担は軽く、痛みもほとんどなく不快感も少なくすみます。

そのため、比較的嫌がらずに矯正治療ができるでしょう。

プレオルソは歯を直接動かして、歯並びを整えるのではなく、歯並びを悪くしている口の周りの筋肉を改善することで、歯並びを整えます。

プレオルソが対応している症例

  • 出っ歯や受け口(反対咬合や交差咬合)。
  • 前歯がかみ合わないなど、歯の凹凸がある場合にプレオルソは使用されます。

プレオルソの装着時間

プレオルソはムーシールドと同じく、日中1時間+就寝時の装着で症状は改善されます。

起きている時間での装着が短くて済むのは、幼い子供にとっても負担が軽く済むので、助かりますよね。

プレオルソの費用

プレオルソの費用は、ムーシールドと同様、装置代のみだと3万~5万ほどです。

これに、矯正歯科医の診察や指導、検診などの費用を含めると、だいたい10万円前後になります。

プレオルソに保険は適用されるのか

基本的に歯科矯正治療は、審美目的の治療に該当するため、プレオルソは保険適用外です。

ですので、全額自己負担となります。

例外としては、国(厚生労働省)が定めた特定の症状に限り、医療行為として健康保険が適用されます。

 

マルチファミリー(小児矯正装置)とは?

マルチファミリー(歯列矯正用咬合誘導装置)とは、プレオルソと同じようなマウスピース型の矯正装置です。

フランス発祥の筋機能矯正装置で、2010年から日本で使用されています。

5歳以上(主に5歳~13歳)の子供の歯並びを改善するのに用います。

シリコン性のやわらかい素材でできており、使用する年齢や歯の状態に応じて4種類の中から選択して使用します。

マルチファミリーの効果

マルチファミリーは柔らかいシリコンで出来ているため、子供の口に優しくフィットします。

顎の筋肉のバランスを整え、筋機能のトレーニングを自然に行います。

そうして、歯や歯茎などに優しく力をかけていくことで、徐々に歯並びを整えていきます。

装着することで、舌や唇を正しい位置に整えてその機能を改善します。

また自然に鼻呼吸を促すことで、口呼吸の改善にも効果的です。

マルチファミリーの装着時間

就寝時と起床時の1~3時間程の、合わせて一日10時間ほど装着する矯正装置です。

起床時は子供が嫌がらなければ、食事や歯磨き中以外ずっと装着していてもかまわない装置です。

もちろん、担当医の指示通りの時間装着することが大前提です。

装着しながらおゃべりしてもいいし、口の中の装置を舌を使って遊んだりしてもかまいません。

むしろおしゃべりなどは、舌の動きを正しく導くのに役立ちます。

また、マルチファミリーを装着して水を飲むことも、舌の正しい使い方や位置に導くのに大変効果的です。

取り外しが可能なので、食事や歯磨きなど生活に支障はまったくなく手軽に始められる矯正治療です。

マルチファミリーは痛い?

マルチファミリーはシリコン素材でできており、とてもやわらかいです。

歯並びを治すと言っても、強制的に歯を動かすわけではなく、歯の周りの筋肉などをゆっくり動かしていくことで、土台から徐々に歯並びを整えていきます。

そのため治療中の痛みもほとんどありません。

まれに、あまりにひどい歯並びの場合は、多少の痛みがあることもあるかもしれませんが、非常に稀でしょう。

ただし、慣れていないときは、装着時の不快感を感じることはあります。

プレオルソは装着したことがないのでわかりませんが、おそらくマルチファミリー同様、痛みを伴うことなく治療できるものでしょう。

マルチファミリーは破損しやすい?

やわらかいシリコン素材の装置のため、割れたりして破損するようなことはほとんどありません。

ただし、あまりに強く噛んだりすると、破れたりして破損することがあります。

我が家の長女は噛んで破いてしまいました。

既製品のため、新しい装置はすぐに用意してもらえたので助かりました。

もちろん装置代を新たに請求されることもありませんでした。(すべて込みの治療プランなので)

破損した場合は、通っている歯科にもよりますが、装置代を新たに請求される場合と、治療代に込みになっていて別途請求されることはない場合とあります。

矯正治療をはじめる前の段階で確認しておくと安心です。

マルチファミリーの費用

矯正歯科によって様々ですが、一般的には装置代も含めて10万前後~20万前後でしょう。

健康保険が適用されることはほとんどなく、ほぼ全額自己負担となります。

マルチファミリーなどのマウスピース型の小児矯正だけで治療が済むなら、矯正費用の負担はずいぶんと軽くなります。

ですが、安く済むからと安易にマウスピース型の治療だけで終わらせようとは思わない方がいいです。

最初の詳しい診察の段階で、どこまでの治療が必要なのかを専門医に判断してもらうことが大切です。

我が家も最初、普通の歯医者では、マウスピース型の治療だけで済むかもしれないと言われました。

ですが、その後、矯正歯科でレントゲンなどのくわしい検査をしてみると、長女も次女も床矯正装置(しょうきょうせいそうち)を使用した小児矯正が必要と言われました。

おかげで、最初からそれらすべての治療費を支払うことができ、後から余分に費用が掛かる事なく安心して治療に望んでいます。

経済的な不安は時に治療を妨げることにもなりかねません。

大事なお子さまのためにも安心して小児矯正治療に望めるといいですよね。

 

マウスピース型の矯正装置による治療の現在までの結果

何度も言いますが、歯科矯正治療は審美歯科治療です。

どこまで歯並びを整えたいかは人それぞれです。

人によっては、噛めれば、歯並びなど気にしないという場合もあります。

マウスピース型の矯正で子供たちの歯並びや骨格は劇的に改善されました。

今の状態でもそれを良しとわたしが思うなら、ここで治療をやめることは可能です。

ですが、わたしは細かい歯並びも整えたい(歯の重なりなどないようにしたい)と思っています。

だから、マウスピース型の治療だけで終了せず、その後の床矯正までしています。

完全に治療が終わるまではまだ時間がかかります。

ですが、その後に続く人生を考えると、やはり今やっておきたいと思うのがわたしたち夫婦の考えなのです。

症状によっては、急ぐ必要はないこともよくあります。

よく考えて、専門家の意見を聞いて、納得してから治療に望まれますように。

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