セカンドマザー~ひかるの場合~を読んだのであらすじネタバレ感想します。
「セカンドマザー~ひかるの場合~」は「セカンドマザー~特別養子縁組という選択~」のシリーズ作品です。
作者は、原作・渡辺やよい先生、漫画・あしだかおる先生です。
漫画「ストーリーな女たち」にて連載されました。
「セカンドマザー~ひかるの場合~」は、「特別養子縁組」制度を利用し、本当の親になるまでの試練を描いた漫画です。
家族とは?親子とは?多様化する現代の家族形態の在り方を描く感動の物語です。
セカンドマザー~特別養子縁組という選択~のネタバレ感想はこちら( ↓ )
セカンドマザー~ひかるの場合~あらすじ
西田仁美(にしだひとみ)は一人息子の光太を事故で失った。
その傷は10年経った今も癒えることはない。
そんなある日、仁美は、市役所の掲示板で児童養護施設の子供たちと触れ合うボランティアの募集を目にした。
ボランティアの参加資格は夫婦一緒だという。
その夜、仁美は夫・圭吾(けいご)に、ボランティアに参加できないか相談した。
何度か、ボランティアに参加した仁美と圭吾は、しだいに、もう一度子育てをしたいと考えるようになり────・・・。
以下、ネタバレ含んだ内容になります。
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セカンドマザー~ひかるの場合~ネタバレ
「里親申請をしたいと?」
その日、仁美と圭吾は養護施設で自分たちの決意を伝えた。
そうして、仁美たち夫婦は「養育里親」として登録した。
里子の委託が決まるまでに、半年や一年は待つことが多いと言われた中、わずか三カ月で委託が決まった。
仁美たちの里子として候補に挙がったのは、ボランティアで出会った男の子だった。
息子の光太によく似た心を閉ざしたままの男の子・ひかる。
母子家庭で、母親からの虐待を繰り返し受けては、保護されていた子供だった。
身体にも心にも大きな傷を抱えたひかるにどう接したらいいのか仁美にはわからなかった。
それでも、少しずつひかるとの距離が縮まってきたころのことだった。
ひかるが和室の仏壇にあった光太の写真をめちゃくちゃにしてしまった。
そして、ひかるは光太の位牌を手にし、それまでも投げつけようとした。
とその瞬間、
仁美は叫び、ひかるの手から位牌を取り上げると、ひかるを怒鳴りつけ、思わず手をあげてしまった────・・・!!
仁美に叩かれたひかるは、一瞬睨みつけるように仁美を見ると、その場から走り去っていった────・・・。
セカンドマザー~ひかるの場合~ネタバレ感想
思わずひかるを怒鳴りつけ手をあげてしまった仁美の気持ちがすごくよくわかります。
そして、そのあとに自暴自棄になってしまう気持ちも・・・。
そして、そのときようやくひかるを光太の身代わりにしていたことに気付きます。
口でいうのは簡単だけど、その事実を受け入れてなお、ひかるをひかるとして育てていこうと決心した仁美はすごいですね。
一巻完結の物語なので、どうしても一つの事柄が浅く、もっと深く突っ込みたくなる気もします。
ですが、こういった生き方、家族もあるんだという事を漫画を通して垣間見ることができます。
セカンドマザーは、漫画そのものを楽しみ、ストーリーが完結するというよりも、漫画を読んだ人がどのように感じ、考えるのか、問題提起してくれるような漫画です。
もしかしたら、身近に仁美やひかるのような家族、親子がいるのかもしれないですね。
いろんなことを考えさせられた漫画です。
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