セカンドマザー~特別養子縁組という選択~ネタバレ感想

セカンド・マザー~特別養子縁組という選択~のネタバレ感想です。

作者は、あしだかおる先生。

漫画雑誌「ストーリーな女たち」に掲載されました。

「セカンドマザー~特別養子縁組という選択~」は、長年に渡る不妊治療に限界を感じた夫婦が「特別養子縁組」という制度を知り、親になるまでのさまざまな試練を描く漫画です。

 

セカンド・マザーあらすじ

結婚10年目の城田夫婦(陽介43歳・律子44歳)は、不妊治療8年目だった。

凍結保存していた最後の受精卵を使った体外受精に望みをかけていたが、うまくいくことはなかった。

そして、律子の44歳いう年齢もあり、ついに医師からはこれ以上子供を望むことは難しいと言われてしまう。

どうあっても親にはなれない。

そんな現実の前に律子は打ちひしがれ、生きる気力も失くす。

だが、そんな時「里親里子制度」を知る。

産めなくても親になれるという選択肢があることことに律子は────・・・。

 

以下、ネタバレ含んだ内容になります

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セカンド・マザー~特別養子縁組という選択~ネタバレ

この日、律子たち夫婦は赤ちゃんが欲しいという願いと不妊治療の最後の砦を失った。

────子供が欲しい────

たったそれだけなのに────・・・

ふとテレビから聞こえてくる虐待のニュース。

どうして育てられない人のところには授かって、私のところにはきてくれないの?

律子はあの日以来、沈み込み泣いてばかりだった。

部屋は散らかりがちになり、夕食を作る気力さえなかった。

そんな律子に陽介は辛そうに言う。

「今の律ちゃんは、病気だよ」

 

子供が欲しい────!!

その強い思いは律子をパソコンに向かわせた。

そうして検索を重ねるうちに、里親里子制度というものを知る。

いてもたってもいられなくなった律子は、児童相談所を訪ねた。

そこで、施設にいる子供たちのきわめて厳しい現実と、里親になるまでの長い道のりを知った。

「覚悟をもってください」

「親のための子でなく、子供のための親ですから」

そう社会福祉士の大沢に言われたことを思い出す律子。

自分が里親になるということを、何もわかっていなかったことを思い知らされた。

律子は夫の陽介が帰宅すると、里親制度のことを話した。

「ちょっと待って りっちゃん・・・自分たちに授からないから、よその子もらって親になるなんて・・・本気で言ってんの?」

困惑する陽介。

しかし律子は続ける。

「私 真剣だよ。不妊治療諦めてヤケになってるわけでも意地になってるわけでもないよ」

「やっぱり私、親になって子供を育てたい」

「だから・・・陽ちゃんにも考えてみてほしいの里親制度のこと」

そういって、夫婦同伴での面接を一緒に受けてほしいと頭を下げる律子だった。

そうして、律子と陽介は児童相談所で夫婦での面接に臨んだ。

 

里親制度には主にふたつあり、親族でない児童の養育を行う「養育里親」と、養子縁組を前提とする「特別養子縁組里親」がある。

律子たちは実子として育てることを希望していたため、特別養子縁組里親を選んだ。

里親になれるには、登録から2年程かかるものだった。

さらに委託率は14%と低いものだった。

面接室から出ると、その日、児童相談所に入所して来た子供がいた。

その子は、頭に包帯を巻いている。

両親からの虐待でやけどを負い、何針も縫う傷を負ったというのだった。

施設にはそういった子供がたくさんいる。

そういった傷ついた子供たちを育てていくのが里親制度だった。

普通に授かった子を育てる以上に困難な道だという。

律子と陽介は不安そうに顔を見合わせる。

それでも・・・

2人の決意は固かった。

「そういった子供にこそ、温かい家庭で育ってほしいな。」

陽介は静かに言った。

週末に施設のコスモスハイクというイベントがあるということで、参加した2人。

小さな姉妹の手をとって、2キロのハイキングをすることになった。

はじめて握る幼い子供の手。

愛しさがこみあげてくる律子だった。

 

セカンド・マザー~特別養子縁組という選択~ ネタバレ感想

私は、不妊の経験がないので、子供の出来ない苦しみはわかりません。

ですが、子供を産み育てる辛さ・大変さはわかります。

大変な子育てだったので、里親になってまで子供を欲しいという気持ちはわかりません。

そこまでして大変な思いをすることをわざわざ選ばなくってもいいじゃない?って思ってしまうのですが・・・。

こればっかりは、産んだ後に思うことなので、産む前の人に何をいっても無理でしょうね。

私だって、産む前は欲しかったので・・・。

ですが、ただ子供が欲しいという気持ちだけでは、無理なのが里親制度でした。

独りよがりで甘い考えだった律子は相談所で言われます。

子供のできない夫婦を救うためではない」と。

里親里子制度は、子供のための親が必要なわけで、律子はその辺りをまだわかっていません。

自分の欲を満たすための子供が欲しいばかりなのです。

そんな律子を最初は、自分勝手だなって思ったのが正直な気持ちです。

特に、律子の友人とのやり取り、里親にはかなりの援助金がもらえることを知り、わたしは律子の友人が感じたような苛立ちにも似た気持ちになりました。

なんだか・・・納得いかない。

そんなふうに思いました。

ただ、こればかりは決められた制度だし、選択したのは自分なので、仕方がないのですが、なんともやりきれない気持ちになりました。

ストーリーとしては、我が子ではない子供とどのようにして接したらいいのか、律子と陽介夫婦のとまどいや不安、葛藤が丁寧に描かれています。

子供が欲しくてたまらない主人公の気持ちが痛いほど伝わってきます。

似たような状況の方には、きっと泣けてきて続きが読めなくなるほどではないでしょうか。

ただ、個人的には・・・上っ面だけ整えたような主人公に、共感は出来ませんでした。

漫画自体はきれいにまとめられているのですが、それゆえ、現実はそんなに甘くないよ・・・と私の意地悪な気持ちがめばえてしまった漫画です。

それと、主人公のなよなよした部分が・・・好きになれず・・・。

私個人の感想ですので、読む人によってはものすごく感動することのある漫画でしょう。

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