わたしは、子供が生まれてからというもの、日々、子育てと片付けに追われていました。
子供の世話をしては、お世話グッズを片付け、おもちゃを片付け・・・。
毎日がその繰り返しでした。
そんな全力疾走のような子育ても、ようやく下の子の入園と共に落ち着きを見せ、少しづつ自分自身や家の中のことに目が向けられるようになりました。
そうすると、半分は片付いて、半分は片付いていない我が家の現状が嫌というほど目に入りました。
これは何とかしなければ!そう思って、ようやく重い腰を上げ始めたところです。
片付け本に夢中だったころ
もともと片付けは嫌いではなく、というより好きな方です。
特に、片付けの本や雑誌などは大好きで何年も前から読み漁っていました。
ところが、いざ片付け始めて、ある程度片付くと他に興味が移ってしまってしました。
片付けに飽きてしまうんです。
そのため、片付け自体は中途半端で終わり、本当に満足した状態に部屋が片付くことはありませんでした。
そして、その中途半端な状態を見ては、また一から片づけを始めるのです。
そんなことを、何度も繰り返していました。
『捨てる技術』『持たない暮らし』『片付け』『ときめく片付け』などなど、ありとあらゆる書籍を読んでは感銘を受け本の通りに実行してみました。
もちろん、これもどこか中途半端な状態で終わりを迎えます。
そして、いつまでたっても満足のいく完璧な状態にならないことに苛立ったり、できないダメな自分に落ち込んだりしました。
そんなことを繰り返して来たわたしは、最近、気づいたことがあります。
それは、ありとあらゆる片づけの仕方を実践してきたからこそ気付けたことです。
片付け方にマニュアルはない
片付けだって、人それぞれ。
片付けの本などはとても参考になるけれど、そのまんま100%マネできるものではない。
他人のマニュアル通りにはうまくいかないのです。
片付けの本の通りに出来たとしても、それは、一時的なことであって、永続的ではないことがほとんどです。
その証拠に、ありとあらゆる片付け方の本が次から次へと出てきますよね。
100人いれば100通りの片付けの仕方があります。
書籍等は参考にして自分自身の片付けの仕方を身に着けていくことが大事なんです。
間違えてほしくないのは、『捨てる技術』 『持たない暮らし 』『片付け』 『ときめく片付け』 などが提唱している片付けの方法を否定しているのではありません。
これらはとても素晴らしいと思っていますし、とても大好きです。
これらの片付け方にピタリとハマる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、わたしのように、当てはまるところと当てはまらないところがバラバラということだってあるのです。
だからこそ、これらの片付けの方法を参考に、自分自身の片付けの仕方を構築していくことが大事なんです。
いわば、自分だけの片付けの覚え書きを作っていくのです。
たくさんある「片付けの方法」の中から必要なものを選択したり、アレンジしたりして、自分の「片付けの仕方」にしていくのです。
片付けにおいても大事なのは自分軸です。
空間や物をベースにせず、また、人の意見に振り回されることのないようにすることが大切です。
自分自身を本気で見つめ、自分に問いかけることで、自分だけの片付けの仕方が手に入ります。