ミステリと言う勿れep1のネタバレ感想!久能整のすごさが面白い!




ミステリと言う勿れ(みすてりというなかれ)を読みました。

ものすごくおもしろかったです!

作者は田村由美先生。

『BASARA』や『7SEEDS』という大人気漫画の作者さんでもあります。

わたし、『BASARA』も『7SEEDS』も知っていはいるのですが、読んだことがありません。

大人気の漫画だということは知ってはいたのに、なぜか読まずに来てしまいました。

他の漫画家さんの漫画を読むのに忙しかったんですよね。

で、気づいたら、バサラも連載は終わっていたし、セブンシーズについても、なんだか読む機会を逃してしまったという感じです。

ですが、今回のこのミステリと言う勿れについては、1巻から読むことができました!

 

『BASARA』『7SEEDS』に続く田村由美先生の超傑作!

大御所ともいうべき田村由美先生の作品を読むのはこれが初めてです。

そして、読んだ感想、第一声は「おもしろい!」でした!

いや、本当におもしろかったです。

もう、なんで今まで、田村由美先生の漫画を読まなかったのか、後悔するくらいおもしろい!

少女漫画と青年漫画の両方を取り入れたような不思議なその世界観と、確かなストーリー。

田村由美先生のすごさに、圧倒されます。

こんなに作りこまれた作品を描くことができる漫画家さんだったのですね。

バサラやセブンシーズがあれほど、話題になったわけですね。

長い漫画ですが、読む価値はありそうですね。

ミステリと言う勿れも長く書いて欲しい作品ですね。

一見、漫画の表紙が少女漫画っぽくないし、微妙そうだったので(笑) 読もうか迷っていた作品でした。

ですが、今回、読んでみて本当によかった!

もう久々の大ヒット漫画です。

 

ミステリと言う勿れのおすすめ度 ★★★★☆ 4.7

老若男女問わずすべての人におすすめ!読んで欲しい漫画です!

ミステリー、心理学、哲学要素もふんだんに盛り込まれた傑作!

 

注意

以下、ネタバレ含んだ内容になります

⇒ネタバレ前ミステリと言う勿れの本編をチェックする 

※リンク先サイトにて「ミステリと言う勿れ」と検索すると素早く作品が表示されます。

 

ミステリと言う勿れ1巻エピソード1のあらすじ

ミステリと言う勿れの主人公は、久能整(くのうととのう)という男子大学生です。

まず、この設定、少女漫画ではありえないですよね(笑)

青年漫画の間違いでは!?って思っちゃいます。

で、その久能整という青年が、初っ端から、殺人の容疑者として警察に任意同行を求められる場面から物語ははじまります。

「うん、カレー日和だ」

なんて、爽やかに始まったかと思ったら、あっという間に警察のお出ましですから(笑)

少女漫画のように始まったかと思ったら、いきなり青年漫画の展開です。

玄関先で、刑事からの尋問ともいう、質問が久能整に浴びせられます。

ところが、久能整は冷静に、平然とそして淡々と事実を述べていきます。

刑事に同行を求められ、抵抗するでもなく管轄の警察署に連れていかれた久能整。

簡単な取り調べがはじまりました。

 

久能整の取り調べにあたったのは、ベテラン刑事の薮(やぶ)と青砥(あおと)いう人物だった。

2人の刑事に囲まれた整。

だが、その表情は落ち着き払っている。

刑事の圧のかかったような質問にも、静かに、自分のペースを乱さず答えていく。

そして、ただ質問に答えるだけではないのが、このミステリと言う勿れのすごいところです。

絶妙なタイミング、設問によって、整が刑事を言い負かす、というか、取り込むというか・・・。

ケンカを売ったというか・・・。

「何もしてない僕を冤罪に落とし込むほど・・・」

この名言にジーンとしました!

見ていて、あっぱれ!って感じで、このシーンはものすごくカッコよくって、スカッとしました。

論理的な整の反論は本当に見事で、これほど頭のいい人間っているんだあと感心してしまうほど。

と、同時に作者の田村由美先生の頭のキレに感動してしまいました。

 

ミステリと言う勿れ1巻ep1ネタバレ感想

乙部克憲(おとべかつのり)編ネタバレ感想

久能 整(くのう ととのう)は、天然パーマの謎めいた大学生。

近所で起こった、殺人事件の容疑者となった整は警察の執拗な取り調べにあう。

ところが、その取り調べ中に整は、爆弾発言をする。

ざわつく周りをよそに、涼しい顔で警察署を後にする整だったが────・・・。

取り調べは翌日も続いた。

取り調べには、乙部克憲(おとべ かつのり)と池本(いけもと)という2人の刑事が現れた。

開口一番整は乙部に言った。

「子煩悩なんですか?」

整は、昨日の取り調べの最中に乙部が子供の愚痴をこぼしていたのを聞いていた。

そして、今日の取り調べでその話題を持ち出してきたのだった。

「久能、何をはぐらかし・・・」

そう言いかけた乙部だったが、構わず整は続ける。

淡々とした独特の語り口調で整は、乙部の子供との関係について話す。

ついその口調に、話に耳を傾けてしまった乙部は────・・・。

整への取り調べをやめて、取調室から出て行ってしまったのだった。

 

このシーンを読んで、思わずうるっと来てしまいました。

整の語った、親子間の遺伝子の話は、わたしも知っていた話ですが、整のその独特な口調に、思わず聞き入ってしまいました。

独特な口調と言っても、実際は漫画なので、口調はわかりません。

ですが、絶対に独特な感じがするんです。

そう、たとえば、整が語るときの表情は、無表情とも穏やかな笑みを浮かべているともとれるのです。

そしてその口から出てくる言葉は、すごく普通なのに人の心の神髄をつくような・・・。

読んでいても、整という人物のすごく不思議な感じが伝わってきます。

乙部もそんな整に自分の心のモヤモヤとか葛藤していたものを、スッと解決してもらえたかのようになりました。

なんていったらいいのか・・・乙部の心を救ったとでもいうのでしょうか?

このミステリと言う勿れという漫画は、ただのミステリーやサスペンス漫画ではなさそうだと思わせるのに十分なシーンでした。

そして、それは、乙部だけではなく後の人物にも続いていくのです。

 

風呂光聖子(ふろみつせいこ)編ネタバレ感想

刑事の取り調べに遭いながらも、その独特な口調と冷静さを失わない主人公・久能整(くのうととのう)。

整の語りにやられたのは、乙部だけではなかった!

次なる標的!?は新米女性刑事の風呂光聖子(ふろみつせいこ)巡査。

整の指紋を取るために、風呂光聖子は取調室に入った。

上司に怒鳴られ、おどおどしながら指紋をとる風呂光聖子に、整は言った。

「ペットが亡くなったんですか?」

この話題も、先日の取り調べ中に整が、小耳にはさんだ情報だった。

「猫ですか?」

整は、淡々と続ける。

そんな整の言葉に、聖子はしだいに心がほぐれていった。

そして、そんな聖子の心の変化を感じとったかのように、さらに整は続ける。

だが、そこで聖子はあらぬ方向に勘違いをした。

「バカにされてるんでしょうか?」

怒りか、悲しみかそんな感情が入り混じったかのように小刻みに震えながら聖子は必死で自分の心を保った。

そんな聖子に整は、静かに語りはじめた────。

人の心をつかむのがうまいというのか、その人物が気に病んでいることをつくのがうまいというのか・・・。

とにかく、整の語りはすごいのひとことです。

持ち出すたとえ話とか、絶妙過ぎて、スッとその相手の心に届いてしまう。

まるで、仏のような人間。

そんな風に整のことを思いました。

そして、そんな整のような人物を描けてしまう田村由美先生のすごさに本当に感動です。

乙部のエピソードにしろ、聖子の猫の死に際のエピソードにしろ、何かしら知識がないと描けないシーンです。

それを、これほど見事にさらりと描いてしまえる田村由美先生。

わたしの少ない語彙ではそのすばらしさを表現することをできず、申し訳ないかぎりです。

けど、このミステリと言う勿れを読んだ人は、そのすごさを実感するでしょう。

まあ、そんなこと実感しなくても、漫画自体すごく楽しめる物語ですけどね。

 

池本優人(いけもとゆうと)編ネタバレ感想

次に、彼の取り調べにあたったのは、風呂光同様、新米刑事の池本優人巡査。

取調室に入るなり、池本は久能に言われる。

「奥さんとケンカでもしたんですか?」

さらに、久能は言った。

「奥さん、何か月ですか?」

この整の洞察力のすばらしさ。

そして、池本が奥さんとケンカした理由を整に話すのですが、その内容を聞いて、的確なコメント?アドバイスをする久能。

このシーン。すごくスカッとしました。

家事を手伝ってやっているのにと思いあがっている、世の夫たちに読ませてやりたいシーンです。

このワンシーンを読むだけでも、この漫画を読む価値あるかも?

そして、この池本巡査ですが、根はとっても素直でいいやつのようですね。

そして、奥さんのことをとても大事に思っているようです。

その証拠に久能に言われたことをちゃん実践します。

そして、奥さんとも仲直りします。

読んでてちょっとうれしくなった瞬間です。

ワンシーンワンシーンがとても深いのです。

 

青砥成昭(あおとなりあき)編ネタバレ感想

ミステリと言う勿れというだけあって、単純なミステリーオンリーの漫画ではありません。

その一つ一つに人間の真実を抉るような深いシーンがたくさんあります。

刑事の青砥と対峙する場面も、まさにそんな瞬間です。

昔の冤罪事件を持ち出して、青砥に淡々とした口調で迫るところも、久能の凄さを物語っています。

刑事相手にそんなふうに渡り合えます?

普通の人なら、無理ですよね?

もちろん漫画だからなんですが、ただのフィクションで終わらせられない魅力がこの漫画にはあるんです。

「どれだけ虚言を尽くしても、真実は一つなんだからな」

そう刑事の青砥成昭(あおとなりあき)は言った。

だが、その言葉を聞いた久能整の反応は意外なものでした。

青砥の言葉に、わざとらしく驚く久能。

「真実は一つなんて、そんなドラマみたいなセリフ言う人がいるなんて」

そう久能はいったのです。

そして、久能はひとつの例を出し、青砥に真実の例を出します。

そして、ここで久能整の名言炸裂!

「真実は一つじゃない。2つや3つでもない。」

「真実は人の数だけあるんですよ」

おぉ~!

かっこいい!整!

ぽやぽや頭の一見さえない男が、めちゃいい男に見える瞬間です(笑)

深いですね。

真実は人の数だけある。でも事実は一つしかない。

これ、なんかのときに使いたいわ。(使えそうなときないけど・・

読むたびに、本当に久能のすごさと、それを描く田村由美先生の凄さを実感する漫画です。

 

ミステリと言う勿れ1巻ep1の結末&感想

何人かの刑事との取り調べを終えた整。

彼は、ある結論にたどり着いた。

誰かが、自分を陥れようとしている・・・。

整の下した結論とは────!?

 

その日も整は、薮警部補から取り調べを受けていた。

執拗に整の犯行を示唆する薮。

だが、整はそんな薮に対抗しはじめた。

静かに淡々と語り始める整。

 

まさかの展開に驚きました!

いや、そうだったのか~と、まさにミステリー!

こんな短いストーリーの中にこれほどの要素を入れ込む田村由美先生、すごすぎです!

そして、さらに、この結末が見えたと思ってほっとしたら、まだ終わってはいなかった!

それが、すごくいい!本当におもしろい!

エピソード1を読んだだけであっという間に、整の魅力に引き付けられてしまいました。

ミステリと言う勿れ

作者:田村由美

ジャンル:女性マンガ

出版社:小学館

掲載誌:flowers

 

話題沸騰!アタマ爆発!1巻発売直後より、各界で話題席巻!

印象派展に向かう途中のバスで、バスジャックに巻き込まれた久能整(くのう・ととのう)。

天然パーマの大学生・整が、思いがけない展開を導き出す新感覚ストーリー!!

 

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ミステリと言う勿れエピソード2のネタバレ感想はこちら( ↓ )

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