部屋を片付けたい。
そんな風に思ったら、まずは参考となる本を読むことをおすすめします。
ただ闇雲に片付けをしても、思うように進まず、行き詰ってしまいます。
片付けも、まずは、その方法(メソッド)を学ばなければ、うまくいきません。
そのためには、まずは一冊でもいいので、参考となる本を読みましょう。
わたしが今までに読んだ本の中で特におすすめの本を10冊選びました。
片付けやシンプルライフの参考になれば幸いです。
- 『「捨てる!」技術』 辰巳 渚 (著)
- 『少ないモノでゆたかに暮らす―ゆったりシンプルライフのすすめ』大原 照子 (著)
- 『お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし』金子 由紀子 (著)
- 『新・片づけ術「断捨離」』やましたひでこ (著)
- 『ガラクタ捨てれば自分が見える』カレン キングストン(著)
- 『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵 (著)
- 『フランス人は10着しか服を持たない』ジェニファー・L・スコット (著)
- 『服を買うなら、捨てなさい』地曳 いく子 (著)
- 『シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう』ドミニック・ローホー (著)
- 『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』井田 典子 (著)
- 片付け・シンプルライフの基本を学べるおすすめ本10選のまとめ
『「捨てる!」技術』 辰巳 渚 (著)
「捨てる!」技術を読むまでは、片付けと言えば「収納」でした。
世間も収納ブーム。
ありとあらゆる収納術が紹介されていました。
ところがわたしは大の収納下手。
収納本の通りに片づけようとしてもなかなかうまくいきませんでした。
そんなときに出会ったのが「捨てる!」技術でした。
物を片付けるには「捨てる」ことが一番。
その発想に当時ものすごく衝撃を受けたのを覚えています。
この本との出会いによって、私の片付けは一変しました。
今までの収納してなんとか物を詰め込む片付けから、捨てて物を減らしていく片付けになったのです。
今から20年くらい前の本なので、少々古臭さはあるかもしれませんが、話題になった本でもありおすすめです。
『少ないモノでゆたかに暮らす―ゆったりシンプルライフのすすめ』大原 照子 (著)
物を捨てて、少ないもので暮らしたいと思うようになった時に非常に参考になった本です。
料理研究家である著者の大原 照子さん が英国に留学したときに体験した暮らしをベースに書かれています。
少ないものでも、自分の好きなものに囲まれた洗練された暮らし。
心豊かに暮らす生活のヒントがちりばめられています。
シンプルライフを目指す人におすすめの本です。
読みながら大原 照子さん送る素敵な暮らし方に憧れたのを覚えています。
『お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし』金子 由紀子 (著)
持たない暮らしは、少ないもので豊かに暮らしている著者の金子 由紀子さんの日常の工夫が書かれています。
「収納法」や「捨てる技術」だけでは、なかなか片付かない毎日。
そんな毎日を、ほんのちょっとの持たない習慣によって、心地よく変えていく本です。
読み終わった後は、思わず、その丁寧な暮らしぶりに憧れて、物を手離していったのを覚えています。
著者の金子由紀子さんは、『持たない暮らし』の他にも、『お金に頼らずかしこく生きる 買わない習慣』という本も書いています。
いくら捨ててもそのたびに買っていては、物は減りません。
買わない習慣を身につけることも大切です。
『 買わない習慣』にはそのヒントがたくさん詰まっています。
『新・片づけ術「断捨離」』やましたひでこ (著)
ヨーガの行法哲学「断行・捨行・離行」をもとに生まれた言葉「断捨離」
断捨離という新しい言葉を創った やましたひでこさん。
やましたひでこさんのはじめての本が新・片づけ術「断捨離」です。
不要となったガラクタを捨てることで、部屋・空間を快適にする。
それによって自分自身の心も人生もごきげんなものへと変化していく。
モノを通して自分を見つめ、自分を見つめながら片づけをする。
そのためのメソッドが丁寧に書かれています。
ただの物の片付けの技術だけではない。
片付けの神髄を見せつけられたような本です。
この本を読んだ時に、わたし自身人生の転機でした。
そのため非常に感銘を受けたのを覚えています。
『ガラクタ捨てれば自分が見える』カレン キングストン(著)
物を捨てることがただ物を捨てて片付けるだけではないということを教えてくれた本が『ガラクタ捨てれば自分が見える』です。
物と空間、そして物と自分。空間と自分はすべて繋がっていて互いに影響を受けあい与えあっていること。
断捨離と非常によく似たものと自分、空間とを説いた本です。
(断捨離よりも、こちらの本の方が先に出版されています)
『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵 (著)
『人生がときめく片づけの魔法』は、これまで読んだ片付け本とは一風変わった片付け本でした。
一気に、短期に、完璧に片づけて、一生散らからない部屋を作る。
片付けを祭りと称し、ときめくものだけを残すという片付けメソッドです。
非常に女子的、スピリチュアル的という印象を受けた本です。
ですが、その片付け方は非常に的確で、体系立てて考えられています。
また、ときめく片付けをしているとわくわくしてきたりときめいてきたりしてくるのです。
世界中でも話題となった本で、著者の近藤麻理恵さん(通称・こんまりさん)は、2015年、米国「TIME(タイム)」誌 の世界で最も影響力のある100人に選ばれました。
『フランス人は10着しか服を持たない』ジェニファー・L・スコット (著)
片付けがどんどん進んでいき、さらに洋服を減らしたいと思った時に読んだ本が『フランス人は10着しか服を持たない』です。
タイトルから洋服に特化した本かと思ったのですが、実はそうではありませんでした。
典型的なカリフォルニアガールだった著者のジェニファー・L・スコット。
そんなジェニファーさんが、パリの由緒ある貴族の邸宅にホームステイすることになりました。
そのときにステイ先のマダムから学んだ素敵な暮らし方を綴った本です。
女性として、妻として、母としてのマダムの生き方はため息が出る程素敵です。
読んだ後は、背筋がしゃんとなるような本です。
素敵な生き方をしたい女性におすすめです。
『服を買うなら、捨てなさい』地曳 いく子 (著)
『服を買うなら、捨てなさい』は、30年以上スタイリストとして活躍されている 地曳 いく子 さんが書かれた本です。
洋服を捨てることには慣れた頃。
自分の持ち物はかなりミニマルになっていました。
さらに、洋服を厳選するため、また、少ない洋服でも素敵でいたいと思ったときに読んだ本です。
自分に似合う洋服を知ることで、厳選された自分らしい洋服で暮らす心地よさをこの本は教えてくれました。
本当のおしゃれってなんだろう?そんな風に疑問に思ったときにもおすすめの本です。
『シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう』ドミニック・ローホー (著)
片付け方を自分なりに身につけ、部屋も片付いていた頃。
今度は生き方自体をシンプルにしたいと思っていた時に出会った本が『シンプルに生きる』です。
シンプルな生き方を実践すると、人生は上質なものとなり、揺るぎない幸福に包まれる。
洋服から家中の整理、お金、時間、人づきあいなど具体的なアドバイスが書かれています。
片付けは一通り終えた後、ゆっくりと自分と向き合いながら改めてシンプルな生き方を問いたいときにおすすめの本です。
『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』井田 典子 (著)
NHK「あさイチ」“スーパー主婦”で話題となった著者 井田 典子 さんのはじめての本が『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』です。
おそらく、この中で一番読みやすいし、わかりやすい本でしょう。
番組で話題となった整理収納術や時間やお金との付き合い方など、普通の主婦の普通の暮らしをベースに細かく紹介されています。
精神論などはあまりなく、片付け初心者の方でも簡単に取り組めるように片付け方が書かれています。
身近な片付け方・収納方法は非常に参考になります。
とにかくどうやって片付けたらいいのかわからない片付け初心者さんに、おすすめの本です。
片付け・シンプルライフの基本を学べるおすすめ本10選のまとめ
片付け・シンプルライフの基本を学べるおすすめ本10選はいかがでしたか?
この中で、片付け初心者の方におすすめなのは、『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』井田 典子 (著)です。
片付けだけではなく、家事を楽にする小技や考え方、レシピまで書かれた非常に参考になる本です。
女子力の高い方や「好き」という気持ちを大切にする方には、『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵 (著)がおすすめです。
人生を考え直したい人や、転機を迎えた人、何だかうまくいかないなと思っている人には、『新・片づけ術「片付け」』やましたひでこ (著)がおすすめです。
どれか一冊をまず読むには、この3冊のどれかがおすすめです。
どれかは、自分の中にピタッとくるものがあるでしょう。
わたしの場合は、断捨離の考え方にとても惹かれました。
片付けによって人生は変わります。
あなたにとっての1冊が見つかるといいですね。