書類関係の片付けをしました。
まずは、部屋の床の上にわたし個人の書類と我が家の書類を集めました。
夫や子供個人のものについては関知しません。
片付けの基本
他人のものは勝手に片付けしない。
いままでにも何度か片付けしていたので、床の上に広げられた書類は、ほぼ重要書類です。
しかし、一部大量の用紙があります。
それは、ネットから印刷したセミナー資料でした。
セミナー資料を片付けして気付いたこととは?
そのセミナー資料は何度か読みました。
それでもまだ読み足りないので繰り返し読もうと思って保管していたものです。
しかし、月日が経つにつれて、手に取る回数も少なくなりました。
しだいに、大量の用紙を邪魔に思うようになりました。
それでも、「また勉強するから・・・」
そう自分に言い聞かせて捨てられずにいました。
印刷して簡易的にでもファイリングしてあるその書類は、なんだか捨てるのが惜しくなっていたのです。
「捨てたらもったいない」
「だって手間暇かけて印刷して、ファイルも買って整理したのだから」
そんなふうにただの資料に気持ちを込めていたのです。
物に気持ちを込めると捨てるのが困難になります。
それが執着です。
ですがその執着した気持ちこそ片付けする必要があります。
その気持ちを片付けしてこそ意味があるし、心が軽くなるのです。
今回改めて片付けたくて、自分い気合を入れるため、「ときめく片付け」や「片付け」の本を手に取って読みました。
ときめく片付け
近藤麻理恵さんは、書類は全捨てと言っています。
もちろん、契約書などの重要書類は保存しておきますが、それ以外の書類(説明書や資料など)は全部捨てるのが片付けの基本というのです。
書籍を読み進めていくうちに、その大量のセミナー資料は、必要のないものに見えてきました。
そればかりか、わたしは資料に対してネガティブな気持ちを持っていたことに気付いたのです。
それは、セミナーの内容を実行できていないダメな自分というレッテルです。
資料が目に入るたびに、「がんばらなきゃ」という気持ちが沸きあがると同時に「頑張れないダメな自分」を突きつけられているような気持ちになっていました。
まるで資料に責められているような感じです。
「ダメな自分」「できない自分」
そう資料を目にするたびに言われていたようでした。
その気持ちこそを片付けしなければと気づいたのです。
確かに、セミナー資料の通りに完璧にはできなかった。
でも、やれることはやったし、ある程度頭には入ったからひとまずOK。
また必要なときがくれば、資料を手に取ればいいと思えたのです。
そう思えたのは、その資料がいつでも手に入るという確証があったからというのもあります。
必要になれば、いつでもパソコンからコピーできるのです。
もっといえば、パソコンでいつでも見ることができます。
ですが、もうその必要もなくなりました。
残ったのは、ただただ大量に積まれた用紙です。
「もういらないな」
わたしはそう感じ、大量の資料をゴミ袋に入れました。
ただ、このセミナー資料が、もう二度と手に入らないものだったら?
そう思ってしまったら、やはり片付けできなかったかもしれません。
いつでも手に入れられることができる。という安心感は、ものを手放すときに大きな力を発揮するものなのでしょう。
希少性が高まると、手離しがたく感じるのは、まだまだそのものへの執着から逃れられていないのでしょうね。
電化製品の保証書と説明書書類の片付けの仕方
そうして残った書類関係は、住宅購入関連や保険などの重要書類がほとんどです。
我が家には電化製品の保証書と説明書はありません。
保証書は、手持ちの電化製品の保証期間が過ぎたら処分します。
よって、只今我が家の電化製品で保証期間内のものはなく、保証書もありません。
では、説明書はというと?
電化製品の説明書は、ほとんど片付けしました。
なんとなく旦那に言われて取って置いた方がいい気になっていた説明書。
収納は、100均のクリアファイルに入れられて、まとめられていました。
こんな感じのよくあるクリアファイルホルダーです( ↓ )
しかし、そんなに見ることはなく、クローゼットにしまわれたままでした。
テレビやDVDレコーダーの説明書は、とても分厚くクリアファイルに収まらず、しかたなくクリアファイルの横に無造作に立てかけられていました。
電化製品の説明書は、絶対にいらないものではありません。
何かあった時や定期的なお手入れの時には、手に取ります。
しかし、その頻度は少なく、年に数回あるかないかくらいです。
それなのに、そのためだけに何年も保管しておくことが嫌になってきたのです。
クリアファイルに適当に入れていただけなので、必要な説明書を探すのにも時間がかかりました。
すぐに目的の書類が見つからないのは小さなストレスでした。
そこで、ある時、電化製品の説明書を片付けすることに決めました。
その気持ちの後押しをしてくれたのはインターネットの存在です。
今は、電化製品の説明書はネットで簡単に見ることができます。
確かに、紙に比べたら多少の見づらさはあるかもしれません。(アナログ世代なので)
ですが、あの大量の説明書を持たなくていいことに比べたらたいしたことではありません。
心配性のわたしは、説明書を捨てる前に、念のため手持ちの電化製品の説明書がインターネットにあるのかどうか確認をしました。
そして、確認が取れたものだけ処分することにしました。
というか、すべての電化製品の説明書がネットにありました。
また、万が一を考えて、インターネットの説明書をダウンロードしておき、パソコンのフォルダにまとめておきました。
こうすることで、いちいち検索する手間も省けます。
おかげで大量にあった電化製品の説明書類を片付けすることができました。
そして、セミナー資料用にと購入したファイルも一緒に片付けしました。
100均で買ったものとはいえ、まとめて数冊購入しました。
そのときは、「ファイルにきれいに閉じて保存しよう」とウキウキしていました。
ですが、今思うと早まったことをしたものです。
何かを買うときは、一呼吸、一期間置いて、冷静になってから買わなければなりませんね。
勢いで購入したものは、必ずと言っていい確率で不用品になります。
いいかげん、物の買い方も学ばなければならないと痛く実感した出来事でした。
片付けしたセミナー資料ですが、なんと片付けした直後から、再び電子書籍として読み始めました。
そして、再び学び始めています。
紙の書類だったときは、目の上のたんこぶのように煩わしかった資料が、処分した途端、別の形で活躍しています。
はっきりいって、紙の書類だった時よりも便利です。
読みたいときに読みたい場所で読むことができるのです。
電子書籍というのは本当に便利ですね。