洋服の断捨離をすることで得られる効果って何だと思いますか?
快適な暮らしを求めて、手持ちの服を何度も断捨離してきました。
たくさんの失敗を繰り返して、今の快適クローゼットが実現しています。
そんなわたしが洋服の断捨離をしてきて、よかったと思ったことを書いています。
服を減らしたいけど迷ってしまう人の参考になれば幸いです。
洋服の断捨離をして得られた効果
洋服の断捨離をしてわたしが得られたよかった効果はこんなことです。
洋服の断捨離をして得られた効果
- クローゼットがスッキリと片付いて気分よく服を選べる
- 毎日の洋服選びに時間を取られずに済む
- コーディネートの幅が広がる
- 自分のお気に入りに気付く
- 似合う洋服に気付く
- 洋服の手入れが楽になる
- 面倒な衣替えをしなくて済む
- 衝動買いが無くなりお金が貯まる
1、クローゼットがスッキリと片付いて気分よく服を選べる
洋服の断捨離をするとクローゼットの中がすっきりします。
片付いて整頓されたクローゼットに収められた洋服を選ぶことは、想像以上に気分のいいものです。
きちんと収められた服に対しても愛着が沸いてきます。
2、毎日の洋服選びに時間を取られずに済む
主婦の朝は本当に忙しいものです。
1分でも2分でも、惜しいくらいです。
そんな慌ただしい中、洋服選びに時間を取られるのはもったいないことです。
少ない服であれば、さっと選んで着こなせます。
3、コーディネートの幅が広がる
意外に思うかもしれませんが、手持ちの服が少ないとコーディネートの幅が広がります。
なぜかというと、少ない洋服を使ってどうやって着こなしたらおしゃれに見えるかを考えるからです。
たくさんの洋服をもっているときには思いつかなかったコーディネートが思いついたりします。
また、意外な組み合わせが似合っていたりしておしゃれを楽しめるようになります。
4、自分のお気に入りに気付く
たくさんの中から残った洋服というのは、自分が好きな服です。
自然とお気に入りばかりが集まることになります。
自分では気づかなかった意外な好みの服やテイストが見えてきます。
5、自分が似合う服に気付く
洋服の断捨離をしていくと、自分が本当に似合う服に気付くようになります。
たくさんあるときには気づかなかった似合わない服も、服の数が少なくなることで気づきます。
なぜかというと、断捨離する時にあらためて服に袖を通してみたりするからです。
何着もきているうちに自然と自分にとっての「似合う」「似合わない」が見えてきます。
6、洋服の手入れが楽になる
洋服の断捨離をすると、服の数がすくなくなるので、お手入れが楽になります。
また、お気に入りの洋服を大事にしようとするため手入れ自体も苦でなくなります。
7、面倒な衣替えをしなくて済む
洋服の数が少なくなれば、シーズンごとの面倒な衣替えもしなくて済むようになります。
わたしは、クローゼットのバーにすべての洋服をかけています。
おかげで、「今日は急に冷えるから昨日仕舞ったセーターを出さなきゃ」なんてこともありません。
不安定な季節にも柔軟に対応できるようになり快適に暮らしています。
8、衝動買いが無くなりお金が貯まる
洋服の断捨離をしていくうちに、お気に入りや似合う洋服がわかるようになります。
洋服を買うときも、手持ちの洋服とのコーディネートを考えたり、着こなせるかどうかを考えるようになります。
そのため、衝動買いがなくなり、洋服の購入で失敗することが少なくなります。
結果、無駄買いがなくなるのでお金も貯まるようになります。
洋服の断捨離「いる」のか「いらない」のか「迷う」のはどうして?
洋服の断捨離で得られる効果は十分わかったかと思います。
それでもなかなか洋服を捨てられないことはよくあることです。
捨てられない理由にその服が「いる」のか「いらない」のか「迷う」ことがあげられます。
自分の洋服なのになぜ「いる」のか「いらない」のかわからないのでしょう?
なぜ「いる」か「いらない」かがわからず「迷う」のでしょう。
他人の洋服ではありません。
自分の洋服ですよ。
実は、迷うには迷う理由がちゃんと存在するのです。
その理由を明確にすることが「迷う」を抜け出し「いる」か「いらない」か決断させます。
その結果、いらないものを処分することができるようになります。
「なぜいると言い切れないのか?」
「なぜいらないと言い切れないのか?」
「なぜこの服の必要性がわからないのか?」
「なぜこの服の存在に迷うのか?」
こういった問いを自身に投げかけます。
しかし、そう問われてもなぜなのかわからないでしょう。
そこで、なぜ迷うのか迷う原因を考えます。
いるかいらないか迷う服の原因とは?
迷うくらいですから、お気に入りの服ではないという事が言えます。
お気に入りなら、絶対にいるって答えますよね。
だから、この服はお気に入りでないのだけは確かです。
そこで聞きます。
気に入っていない服を手放せない理由は何でしょう?
なぜお気に入りでもない服を手放せないのでしょう?
お気に入りでない服を手放せない理由
- まだ着られる服を捨てるのはもったいない。(捨てることは罪悪で物は大事にしないといけない)
- 高かったのに、捨てるなんてできない。(高価なものへの執着)
- あの人からもらった服を捨てられない。(申し訳ないと思う罪悪感)
- あの時に来ていた想い出の服を捨てられない。(思い出まで消えてしまいそう)
- 捨てたら着る服がなくなる。(総量が減ることの不安)
- 捨てたらあとで後悔しそう。いつか着るかもしれない。(未来への不安)
だいたいこんな感じの理由でしょうか?
捨てることへの罪悪や未来への不安といった、ネガティブな感情が発生することで捨てるということにブレーキをかけています。
けしてこの感情が悪いわけではありません。
人間ですから、持っていたって当然なのです。
ここでは、洋服の1着1着に迷う原因を与えてください。
そうすると、なぜ自分が「いる」のか「いらない」のか迷っていることが明確になります。
迷う原因を明確にすることが大切です。
判断に迷う服の扱いは慎重にしてください。
この判断は自身の生き方につながります。
とりあえず取って置くのでもなく、やみくもに捨てるのでもありません。
取って置くにも捨てるにも、明確な理由付けをする必要があります。
そんなの面倒くさいですよね。
わかりますよ。
最初のうちは、とても疲れると思います。
ですが、ここを乗り越えたら自分にとって本当に必要な物が見えてきます。
そして、そのモノがあることの幸せを感じるようになります。
お気に入りがそばにある。
幸せをいつも感じる。
そんな日々って素敵じゃないですか?
ストイックに断捨離をして、ミニマリストを目指す必要はないんです。
ただミニマリストの価値観のいいところを取り入れてもいいかなって思います。
だから、必要なものの総量は人それぞれ。
少ない方がミニマリストとして立派だなんてことは思わないでください。
たくさん断捨離できた方が優れてるなんてことはないんです。
ただただ、目の前にあるあなた自身の服。
それはいつも身に纏うものですから、はっきり言ってあなた自身を表すものでもあります。
1~7の問いを、一枚一枚の服に問いかけてください。
「高いお金を出して買ったのに捨てるなんてダメだよね?」とか
「いつか着るかもしれないのに捨てちゃダメだよね?」って服に聞いてください。
見てるだけじゃだめですよ。
必ず手に取って問いかけてくださいね。
これ大事。
断捨離経験を積むと手に取っただけでわかるんです。
そのものの要・不要が。
だから、不要なものが溢れてくると、家の中の気が乱れてくる感じがします。
そのものを手に取ると嫌な気分になるんです。
これ、判断が付くまでやってください。
何日かけてもいいですから。
その間の服は、けしてクローゼットに戻さずに別の場所(いつも目につく場所)に置いておいてください。
洋服の断捨離をする時は実際にその服を着てみるといい
問いかけるだけでわからないときは、実際に着てみるのもおすすめです。
服は見るためにあるのではなく、着るためにあるんですから。
そして他人に見せるためでもあります。
着てみると、あんなに迷っていた服を瞬時にいらないと思うことがあります。
その理由で多いのが、着てみたら似合わなかったということです。
イケると思っていた服が、袖を通した瞬間、鏡に映った自分を不格好に見せる。
そんなことはよくあります。
特にしばらく着ていない服はその可能性が高いです。
はっきり言って、5年も前に買った服でずっと着ていない服があるなら、即刻処分でもOKです。
「じゃあ5年前の服は一着も持っていないのか?」
そんなことはありません。
基本洋服はあまり買わないので、5年前の洋服でも持っている服もあります。
ですが、着てるものだけです。
もしくはとっておく明確な理由があるものだけです。
一番のベテラン服は、20歳の時に親に買ってもらったロングコートです。
これはいまだにお気に入りです。
子供が小さい時は、着られなくてずっと保管していましたが、子供が大きくなったら(具体的には下の子が幼稚園に行きだしたら)着ようと思っていたものです。
普段着ていないものでも、こういったように取って置く理由がはっきり言えるものは、いるものとして保管しておいてOKです。
まあ、そういった服はたいていがお気に入りなので、断捨離の判断の段階でいる服に分類されるでしょう。
わたしは、そのコートがクローゼットにかかっているのを目にするたびにちょっと女度があがるような気がしてます(笑)
あ、眺めるだけのための洋服って存在します。
見るだけでも気分が上がるって大事な要素です。
断捨離をする目的や価値観を大事にする
断捨離をする目的や価値観は大事にしなければなりません。
これを見失うと断捨離はうまくいきません。
断捨離はあくまで手段であって目的ではありません。
かならず断捨離することによってなんらかの目的が達成されなければならないのです。
それを間違うと断捨離の意味がありませんし、無意味です。
わたしは、捨てる片づけをはじめた頃、断捨離の意味を見失いました。
断捨離すること・捨てることが目的になって、なにも考えずに勢いで断捨離してしまっていたのです。
すると、一時的には片付いても、またいつの間にか物が溢れて片付かなくなっていたのです。
断捨離はあくまで手段です。
目的は片付いた先になくてはなりません。
ミニマリストが目的になっては意味がありません。
ミニマリストはただの結果、名称でしかありません。
大事なのは、自分にとって本当に必要な物だけを持つことで、豊かに生きられるということです。
どんなに手持ちの物の量が少なくっても、それが自分にとって必要な物でないなら、やはりそれはいらないものなんです。
一時捨て魔になっていた私がまさにこの状態でした。
捨てることに快感を覚え、なんでも捨てていた時があったのです。
ですが、いくら捨てても物が減らない。
洋服で言えば、捨てても新しい洋服をまたすぐ買ってしまっていた状態です。
買うときの理由は明確ではありません。
その時は必要だと思って購入したけど、今思えば、衝動的だったことが大半です。
これは、まだミニマリストとしてのだいじな部分。自分にとって必要な物がわかっていなかったからです。
自分にとって必要最小限な服。この見極めがミニマリストとしては大切です。
洋服の断捨離から見えてくる自分自身
手に取る。服と対話する。実際にその服を着る。こういったことをいるかいらないかわからない服にしていきます。
判断に迷う服すべてにしてください。
かなり手間のかかることだと思いますがここはがんばってください。
そうすると、手元に残った服というのは、存在理由が明確にあります。
なぜその服が必要なのか。
はっきりと答えが出てきたことでしょう。
それは、今のあなたの生活・生き方に直結しています。
今まであまり断捨離をしたことがない人には、何かを捨てるというのは断腸の思いかと思います。
ですが、それを乗り越えたところにある暮らし、自身の価値観は、今までにないほど素晴らしいものです。
自身のモノを大切にするということは、自分を大切にするということでもあります。
ちょっと大げさに感じるかもしれませんが、モノはあなたの生き方を映したものです。
少しだけ、生き方を見つめるのもいいと思いませんか?
洋服の断捨離で得られる効果のまとめ
洋服の断捨離をして得られる効果は大きいと思います。
非常に快適なクローゼット生活を送っています。
わたしは、たくさんの着ていない服があるよりも、少ないものでも、お気に入りや似合うもの、必要なものだけを持っている方が心地いいのです。
洋服の断捨離をしてさまざまなメリット・効果を得られました。
ですが、1番の効果は、自分自身を見つめ直しあらためて自分を知ることができたことです。
おかげで、わたしはより自分らしい生き方をしたいと思うようになりました。
選び抜かれた服を着ている自分は、今までにない喜びと自信に満ちています。
世間や他人からの視線から解放された心地よさ。
最高の自分らしさを手に入れた気分です。