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スクールカウンセラーに相談してみた「学校行きたくない」小学1年生

「学校に行きたくない」という小学1年生の子供が悩みをスクールカウンセラーに相談したときのことです。

  • スクールカウンセラーに相談したいけど迷っている人
  • スクールカウンセラーに相談した人の体験談が知りたい人

このような方に向けて書いています。

わたしは、小学校1年生と3年生の子供を育てるアラフォー母です。

幼稚園時代は子供たちの登園しぶりに悩み、小学校に入学してからは次女の登校しぶりに悩みました。

過去の育児経験より、悩みはひとりで抱えない方がいいと思いスクールカウンセラーさんに相談しました。

この記事では、わたしと子供がスクールカウンセラーに相談した経緯と相談してみてどうだったかを書いています。

この記事の内容

  • スクールカウンセラーに相談した経緯
  • スクールカウンセラーに相談したいと思ったらどうしたらいい?
  • スクールカウンセラーに相談してみると?
  • スクールカウンセラーに相談した結果どうだったか?

スクールカウンセラーに相談した経緯

わたしが、スクールカウンセラーに相談した経緯です。

きっかけは、小学校1年生次女の登校しぶり。

次女は、幼稚園の頃にも登園しぶりがある子でした。

次女の性格から、小学校に行っても登校しぶりがあるかもしれないと覚悟はしていました。

そうしたら案の定、入学早々から「学校行きたくない」がはじまったのです。

それでも、なんとか学校に行っていた(行かされていた)次女。

ですが、ある日「学校に行きたくない」と泣き出したのです。

次女が「学校行きたくない」と言ったときのことがまとめてあります。

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小学校1年生の子供が「学校行きたくない」と言った時はどうする?小学校1年生の子供が「学校に行きたくない」と言いました。 幼稚園の頃から登園拒否があった子供なので、小学校にあがったら「学校に行き...

いろいろと次女の話しを聞いていくうちに「スクールカウンセラーさんに相談してみるのもいいかもね」とわたしは言いました。

わたしがスクールカウンセラーのことを持ち出したのは、母親が子供の話を聴くのとはまた違ったモノが得られると思ったからです。

すると次女は「スクールカウンセラーさんに相談したい」と言いました。

こうして我が家は、スクールカウンセラーさんと面談することになりました。

もりみ
もりみ

子供がスクールカウンセラーとに相談しないと言った時は、わたしだけは相談しようと思っていました。

というのも、子育てに悩んだ時には、ひとりで抱えるよりも誰か(特に専門家)に相談した方が有意義だと思っているからです。

また、過去に一人で悩みすぎてノイローゼ気味になったことがあるため、早い段階で専門家の手を借りるのは得策だと思っています。

スクールカウンセラーに相談したいと思ったらどうしたらいい?

スクールカウンセラーに相談したいと思ったらどうしたらいいのでしょう?

スクールカウンセラーというのは、全国の小中高等学校などで活動している専門の心理カウンセラーのことです。

スクールカウンセラーの大半は、臨床心理士の資格を持っています。学校心理士や臨床発達心理師などの資格をもっている場合もあります。平成29年に公認心理士についての法律が施行されましたので、今後は公認心理士の資格を持ったスクールカウンセラーが増えてくると思われます。

スクールカウンセラーは、ほとんどの学校に配置されています。

学校の先生のように毎日学校にいるわけではなく、月に数回程度学校に来て面談時間を設けています。

ですので、スクールカウンセラーに相談したいと思ったら、まず、通っている学校側に連絡する必要があります。

そして、学校でスクールカウンセラーとの面談予約をする必要があります。

もりみ
もりみ
学校の先生にも、保護者が子供に関することで悩んでいることが伝わるので助かる部分もあるのではないかと思います。
学校によって面談方法は異なるかもしれませんが、気になる方は一度学校に相談することをおすすします。

スクールカウンセラーに相談してみると?

スクールカウンセラーに面談予約をして、いよいよ相談することになりました。

相談したいと言っていた小1の次女ですが、いざとなるとかなり緊張しているようです。

もともと、慣れない場所では必要以上に緊張する子供なので予想がついていました。

「嫌なら、お母さんだけ相談してくるよ」

というと、相談には行きたいとのこと。

いざ、はじめてのスクールカウンセリングに行ってきました。

スクールカウンセラーさんの第一印象は「やさしそう」でした。

さすがといいますか、おだやかな雰囲気の中にも、子供に対する態度は明るくにこやか。

カウンセラーさんと対面するかたちで、子供と一緒に並んで席に着きました。

「最初に子供と話したい。その後でお母様と話したい」

ということをカウンセラーさんはおっしゃいました。

もりみ
もりみ
なるほど、母子そろって面談というのではなく、まずはじっくり双方の話をそれぞれから聞きたいということです。 

わたしとしても、子供の前では話しにくいことがあったので、願ったり叶ったりです。

カウンセラーさんは、面談の最初に子供にカウンセリングシートのようなものを記入させていました。

例えば「好きなことは何かな?」というような質問です。

その解答を子供自身が用紙に書いていました。

スクールカウンセラーさんは、子供の緊張をほぐすように、やさしくゆっくり明るく話しかけたり、聞き出したりしていました。

ひとしきり、カウンセリングシートの項目が終わったときです。

「今日はどうしたのかな?」

ここでようやくスクールカウンセラーさんが本題に入りました。

緊張しながらも自分の口で話をする次女。

「お友達に言いたいことを言えるようになりたい」

そうです。

次女の「学校行きたくない」の理由の一つに、さまざまなことを我慢してしまう性格がありました。

お友達にイヤなことをされても「イヤだ」が言えない次女。

お友達に頼まれたら断れない次女。

もちろん、それは次女のいいところでもあります。

ですが、それが過ぎると自分が我慢してばかりになりしんどくなるのです。

「そんな自分を変えたい」

次女はそう言っていました。

「そのためのよいアドバイスが欲しい」

そのために次女はスクールカウンセラーさんに相談したのです。

次女とスクールカウンセラーさんとのやり取りが続きます。

わたしは、邪魔にならないようにじっと黙って座っていました。

結論を言いますと、今回だけの面談では終わらず、また次回ということになりました。

「お友達にどんなふうに伝えたらいいかな?次女ちゃんも考えて来てくれる?」

そうスクールカウンセラーさんから宿題が出され次女の面談は終了しました。

スクールカウンセラーに相談した結果どうだったか?

スクールカウンセラーに相談した結果、どうだったかというと?

初日ということもあってか、帰宅した次女は精神的にかなり疲れ果てていました。

また次回も行くというのは、もしかしたら次女には負担になるかもしれない。

そう心配したほどです。

しかし、疲れはしたけれど、もう一度スクールカウンセラーと会うのは嫌ではない。

むしろ、楽しみにしているようにさえ見えました。

また、カウンセリングで自分の気持ちを伝えたおかげか、その後の次女の様子も以前に比べ落ち着いたように思います。

何か、憑き物が落ちたように晴れやかな表情を感じました。

その様子を見てわたしは、母親とは違う人と話すことは、次女にもよい影響を与えたと思いました。

さすが心理の専門家ですね。

スクールカウンセラーに相談してみた「学校行きたくない」小学1年生のまとめ

スクールカウンセラーに相談してみた「学校行きたくない」小学1年生のまとめです。

今回、はじめてスクールカウンセラーに相談しました。

「これくらいのことで相談していいのかな?」

正直、最初はスクールカウンセラーに相談することを躊躇(ちゅうちょ)しました。

ですが、相談してよかったです。

次女の「自分を変えたい」気持ちも、そのためのアドバイスも大きな問題ではありません。

しかし、わたしは、ささいなことに見えても、それがその人にとって重要なことであれば、きちんと対応した方が良いと思っています。

そのときに、専門家の手が必要と思えば、どんどん活用した方がいいとも思っています。

カウンセラーに相談することは、特別なことではなくもっと身近なものであってもいいと思います。

大事になってから相談すると解決も大変です。

しかし、小さいうちに相談すると解決もその分早まることが多いでしょう。

また「学校で困った時には、スクールカウンセラーさんに相談したらいいんだ」

そう子供にも思って欲しいのです。

これから先、親や先生、友達にも言いにくいことがあるかもしれません。

そのときに、けして一人で問題を抱えて欲しくないと思っています。

ひとりで抱えることほどつらいことはありません。

だから、そんなときには、スクールカウンセラーを頼るのも選択肢の一つだということを子供に知ってもらいたかったのです。

だから、もしスクールカウンセラーに相談しようか迷っていたら、ぜひ相談してみてください。

「誰にもわかってもらえなかった気持ち」を理解してくれる身近な存在でもあるとわたしは思います。

長くなってしまったので、今回はこの辺りで記事を終わりにします。

わたし自身がスクールカウンセラーさんと相談したときのことは、また次回にでも書きたいと思います。

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