血の轍 ネタバレ感想!子育て主婦が読みたい美しき毒親物語!




血の轍のネタバレ感想です。

血の轍はビッグコミックスペリオールにて連載中の漫画。

作者は、「漂流ネットカフェ」「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」など、傑作を生み出してきた鬼才・押見修造先生。

押見修造先生の漫画は、そのどれもが独特の世界観をもっており、少し普通の漫画と違う存在です。

その言い方が正しいのかはわかりませんが、とにかく独特に感じています。

その作品はある種麻薬のような中毒性があり、次々と物語に嵌っていきます。

血の轍も最初こそ、何気ない日常を装っていますが、その中に垣間見える母親の狂気に背筋が凍ります。

そうして、物語が急速に進み、一気に展開していきます。

そこで、ガツンと持っていかれる感じです。

そうするともうその世界に嵌って抜け出せなくなります。

 

美しく、母親というよりも少女のようなかわいらしさを持った静子。

その静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日々を過ごしてきた主人公・長部静一、中学二年生。

しかし、その穏やかな日常はある日突然激変する。

 

注意

以下、ネタバレ含んだ内容になります

⇒ネタバレ前に血の轍の本編をチェックする 

※リンク先サイトにて「血の轍」と検索すると素早く作品が表示されます。

 

 

血の轍1巻ネタバレ

幼い静一と母・静子は、散歩をしている。

途中、横たわる猫を見つけた2人。

猫のそばにしゃがみこみ、そっと静一が触れると・・・。

猫は冷たかった・・・。

「しんじゃってるんさ。このこ・・・」

静子はひとりごとのようにつぶやいた。

幼い日の何気ない日常の一コマ────・・・。

それは、なぜか静一の記憶の片隅にひっそりと居座り続けていた。

 

蝉の声が聞こえる。

中学生の静一は布団からなかなか起きられないでいた。

すると、部屋のドアが開き、母・静子が入ってきた。

「静ちゃん。まだ寝てるん?起きてほら!」

そういいながら、静子は静一のベッドわきに腰かける。

そうして、静一の首元をくすぐる。

その感触に驚いたように飛び起きる静一。

見上げた母の顔はまるでかわいらしい恋人のようだった────・・・。

静一は、その日も学校でいつもと変わらない日常を送っていた。

友人らとふざけ合い、あこがれの少女・吹石に見とれたり、からかったり・・・。

帰路で、友人らと明日の約束をして、静一の一日は過ぎていった。

しかし、帰宅した母から聞かされたのは、 明日、叔母といとこのしげちゃんが来るという知らせだった。

「友達を約束とかしてない・・・?」

気にかけるように問う母・静子。

そんな母を気遣うように静一は言った。

「あ、いや・・・。でも大丈夫断るから」

「ごめん。じゃあお願いね」

そう静子は静かに言った。

そうして、叔母としげちゃんがやって来て────・・・。

 

血の轍1巻ネタバレ感想

この母親の気持ちがちょっとわかる気がします。

母にとって、子供はいつまでたっても子供。

ついこの前まで、赤ちゃんだった我が子。

その愛しさは何年経っても変わらない。

愛しい我が子に触れるのは当たり前。

守りたいと思うのは当たり前。

子供の成長に親が付いていけないのは、よくある話。

だけど、子供の成長を受け入れないと、なかなか辛い話になってしまう。

真綿で首をしめるように、じわりじわりと苦しくなる母の愛情。

それは愛情という名の狂気・・・かもしれない。

この愛情から逃れるには、どうしたらいいのか────・・・。

いや、そもそも逃げていいのか────・・・?

静一の戸惑い苦しむ心。

それぞれの気持ちが痛いほど伝わってきます。

そして、狂気へと変貌していく様子も・・・ わからないでもない。

子を想う母の愛情という視点。

狂気というサスペンスドラマとしての視点。

家族ドラマとしての視点。

あらゆる視点から楽しめる漫画作品です。

読み始めは、淡々とした日常が描かれているだけですが、その中にふっと垣間見える狂気という名の母・静子の愛情。

そうして4話5話辺りから、じわりじわりと何かが起こりそうな予感・・・。

6話辺りで物語が激変し、急速に面白くなります。

それは、まるで注がれすぎた愛情が受け皿を失くしてあふれ出したかのようです。

わたしも母親なので、静子よりに見てしまうところもありますが、そうすると、悲しいくらい切ない母の物語に見えてくるんですよね。

 

血の轍2巻ネタバレ

母・静子の突然の異常行動に静一は・・・。

そして、その日から少しずつ歯車が狂い始めていった。

両親たちはお見舞いに行くと言って出かけた。

静一はついていかず、ひとりで自宅にいた。

留守番をしていた静一のもとに、突然現れたのは、クラスメイトの吹石だった。

吹石は、静一の憧れの女の子。

突然の訪問に戸惑う静一だった。

玄関口で吹石が言った。

「約束したのに、全然電話くれないから・・・」

少しだけうつむき加減でそういう吹石の顔は暑さのせいか上気していた。

「・・・え?」 吹石の言葉に一瞬惚ける静一。

だが、以前交わした吹石との会話を思い出した。

「あ・・・」 思わず声が漏れる静一。

確かに、遊びに行くような約束をした・・・。

「ごめん・・・」 戸惑いながらも懸命に謝る静一。

そんな静一を見て吹石は言った。

「今日はいとこ来てるん?」

「いとこが来るときは遊べないんだんべ?」

「今日はいない。今は誰もいなくて・・・」

そう静一は言った。

「じゃあ・・・上がっていい?」

吹石が静一の反応を伺うように、少しだけ上目遣いで言った。

 

1階の座敷に吹石をあげ、キッチンへお茶を入れに行った静一。

お茶を入れていると、吹石がキッチンにやって来て言った。

「長部の部屋ってどこなん?見して」

そう言われて、二階の静一の部屋に向かった2人。

部屋に入ると、吹石が言った。

「ベッド、座っていい?」

ベッドの傍らに座った吹石がじっと静一を見つめる。

吹石の視線に戸惑う静一は、吹石から離れてベッドに腰かけた。

そして、何気ない会話を始めた吹石に静一は、突然謝り始めた。

帰り際、吹石が鞄をさぐって、何かを取り出す。

そして、それを静一に渡した。

「あとで読んで・・・」 見上げると、そこには頬を赤らめた吹石の姿があった。

 

血の轍2巻ネタバレ感想

なんだか、読んでいて、青春だなあと・・・うれしくなりました。

この初々しさいいですね。

押見修造さんは、少女の気持ちも母の狂気も演出するのが本当に上手ですね。

読んでいるとどんどんその世界に引き込まれて行ってしまいます。

親の留守宅に上がりこむドキドキ感。

背徳的な気持ちを持つ静一の心情がリアルに描かれていて、本当におもしろい!

そしてそして、このシチュエーションでのお決まりパターンとして、なぜか母親が帰宅して部屋のドアを開けるんですよね。

(もう、お見舞い終わったの!?)

その時の静子の表情がまたいいんです。

溺愛する息子がオンナ(の子)といたんです。

しかも、自分たちがいなかった自室で。

それなのに、あの表情。

あれは、もう母の狂気でしょうね。

じわりじわりと差し迫る静子の深い愛。

受け止めきれなくなった静一がどうなるのか?

そうなったときの静子はどうなる?

次巻が気になって仕方ない漫画です。

 

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