我が家のリビングには、カーペットが敷き詰めてあります。
これは、子供がおもちゃで遊ぶ時の、せめてもの傷防止策です。
カーペットのおかげで、今までずいぶんと助かってきました。
カーペットがなければ今頃我が家のリビングの床は傷だらけでした。
そのカーペットの掃除にコロコロを使用しています。
ではなく、コロコロは、すぐに髪の毛やほこりがたまるキッチンと洗面所の掃除のために購入しました。
購入した当初から、コロコロを収納するためのケースが付いていました。
この収納ケースってすごく使いづらくありませんか?
コロコロの収納ケースが使いづらい理由
我が家のコロコロの収納ケース( ↓ )

これ、ものすごく使いづらいのです。
掃除の前に
- はじめに、グッと力を入れて、閉じているケースの蓋をかパッと開ける。
- 本体の棒先がケースの脇に挟まっているので、それを、グッと力を入れて取る。
- ケースをその辺に置いて、コロコロ掃除を始める。
掃除した後は
- 汚れたコロコロのペーパーを剥がす。
- ケースの中央にコロコロのテープ部分を収める(ケースの中にくっついたりすることがある)
- 本体の棒先をケースの脇にグッと挟む。
- ケースを閉じて、うまい具合にケースの両端が挟み込むように、ケースを閉じる。
私には、この一連の作業が、とてつもなく面倒でなりません。
コロコロですから、ササッと簡単に掃除することが目的です。
それなのに、掃除するよりも、ケースから出したりしまったりする方が時間がかかってしまうのです。
そのため、ケースは早々に外して使っていました。
コロコロを使い終わったら、柄にフックが付いているので、冷蔵庫の脇にサッとかけるだけ。
使うときは、もちろん、フックからはずすだけ。
この方法でやってきているので、どう考えてもコロコロのケースは必要ありません。
それなのに、私は捨てることが出来ないでいたのです。
コロコロのケースを片付けできなかった理由

新品でまっさらな白色のケースだったから。
これが、ピンクやブルーだったら、早々に捨てていました。
けれども、インテリアを邪魔しないホワイトカラーのコロコロケースは、私には、とても貴重なものに思えたのです。
配置換えをしたら、また使うかもしれないと思っていたから。
今は、冷蔵庫の脇にフックでひっかけてあるだけですが、コロコロの収納場所を近い将来買えるかもしれないと思っていました。
もしかしたら、1階ではなく2階で使うかもしれないと。
その時になって、きれいなホワイトカラーのケースが必要になるかもしれない。
そう思っていたのです。
過去の失敗のトラウマ
以前、コロコロのケースを購入当初に処分してしまったことがありました。
もちろん、ケースなんて使い勝手が悪いし、いらないと思っていたからです。
それなのに、置いているときの見栄えが悪いから、やっぱりケースに入れたいと思い、100均で、ブラウンのケース(カーペットクリーナースタンド)を購入したのです。
ブラウンカラーはお気に入りの色だし、それは、ケースにポンッと入れるだけで、出し入れも簡単そうでした。
しかし、使い始めてみると、予想外のことが起こりました。
カーペットクリーナースタンドのはずなのに、テープをケースに入れても、コロコロ本体が自立しなかったので、コロコロの柄が倒れてしまったのです。
私は自立している状態を想像して購入したため、これには困ってしまいました。
そのうち、使えない収納ケースにイラつくようになり、ついには、怒りをぶつけるようにゴミ袋へ放り込みました。
なんとも心地の悪い片付けだったのを覚えています。
こういったことがあって、私は、使いもしないコロコロのケースを数か月の間、取っておいていたのです。
最初に言った、ホワイトカラーが貴重に思えたのは、こういった経緯があったからですね。
過去の失敗に向き合い感情と片付けする
このことは、付属していたコロコロのケースを捨てたこと自体は失敗も後悔もしていないのに、その後に100均のケースの購入に失敗したことが、原因です。
おかげで、捨てたことまで失敗のように脳内で変換されていました。
付属のケースも、100均で買ったケースも、捨てたことは、間違っていません。
使い勝手があまりに悪く使っていなかったのですから、捨てても何の問題もありません。
後悔する必要ももちろんありません。
気を付けるのは、購入するときです。
すぐ、処分してしまう可能性の高いものは、目的が明確でないなら、購入すべきではありません。
安易に安いもので済まそうと考えると、大抵失敗します。←今回の私の失敗はこれですね。
購入に失敗したダメな自分を見せつけられる行為は、辛いものですから、捨てないことで、そのことから目を背けてしまいます。
そうすると、いつまでたっても、捨てられず、使ってももらえない、片付けてももらえないものたちの、物言わぬ声に、部屋が汚染されていきます。
その濁った空気がじわじわと日々のストレスに加担されていくのです。
物の地縛霊のような感じです。
当然、そのような部屋は、居心地の良いものではありません。
なんとなく、部屋の中が嫌な感じがする時は、どこかに、物の地縛霊がひそんでいるかもしれませんよ。
- 自分が捨てようと思ったことに間違いはない。安心して捨てて良し。
- 捨てたものを埋めるように、類似品を安易に購入すべきではない。
- 購入は、焦るな。よく検討すべし。
- ものによっては、新しいものを購入してから、捨てるというのもあり。
- 失敗は付き物。失敗を怖がって捨てずにいるより、捨ててから失敗を怖がればよい。
わたし自身、片付けでたくさん失敗してます。
もう、同じことを繰り返すのはやめようと、何度も誓ったことがあります。
一進半退しながらの毎日です。
それでも、片付ける=(片をつける)ということは、人生においてとても意味のあることだと思っています。
きっとこの先も、生きてる限り、片付けとは切っても切り離せないでしょう。