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ブスが7億円もらったらリベンジのネタバレ感想!金と復讐と成功と!

ブスが7億円もらったら────?

人生どうなる────?

ブスと言われ蔑まれてきた主人公ゆき。

この漫画は弱者だったゆきが7億円という大金を突如手にし成功と復讐に挑んでいく物語です。

実生活ではなかなか味わうことができない、復讐が成功したときの快感は、はまってしまいます。

ブスが7億円もらったら~リベンジ~は、ぶんか社発行の女性漫画ストーリーな女たちに掲載された作品です。

作者は、木元紀子先生。

レディースコミックやホラー系の漫画を多く手掛けています。

ブスが7億円もらったら1巻1話ネタバレ

「なんなの、その目つきは! こっち見んな!」
「おまえは醜いんだから」
「ブスなんだから・・・」

そう母に虐待を受けながら育った主人公の入間ゆき。

顔には、母親に熱したアイロンを押し付けられて負った火傷がある。

心にも身体にも傷を負ったゆきは、トラウマからその後の人生を怯えながら生きてきた。

家庭でも学校でも、どこへ行っても疎まれるゆき。

そんなゆきが必死で手に入れてきた貧しいけれども平穏な暮らし。

「あ~陰気臭い。あんたのせいで入居者が増えやしない」

「早く出て行ってくれないかね!」

アパートの大家には毎日のように暴言を吐かれ、職場では辛いイジメに耐える日々。

優しくし接してくれる工場長だけが、救いだった。

そんなある日、工場長の頼みで徹夜で製品を仕上げたゆき。

ところが完成させた製品が行方不明に。

必死で工場長に謝るゆきだが、工場長のゆきを見る目は今までとは180度変わり、クビにされてしまう。

職を失くし、アパートも追われたゆきは、途方に暮れた・・・。

やがて悲しみは憎しみに変わる。

その瞬間、ゆきの前に一人の老婆が現れた。

ブスが7億円もらったら1巻2話ネタバレ

7億の大金を手に入れたゆきは、美容整形外科に向かった。

しかし、勇気がなくて入ることはできなかった。

おしゃれなレストランやブティックでは、入店を断られたり店員にイヤな顔をされて・・・。

「お金があっても 何もないんだ・・・」

そう、どんなにお金があっても、今の自分ではダメだと気づくゆき。

「変わりたい・・・!」

そう本気で思ったゆきは、2カ月の間に、自分を変えるべく努力をする。

それもこれも自分をどん底に追いやったやつらに復讐するため。

そしてついに決行の日が来た。

「まずは、私を追い出したあの人から・・・」

復讐の誓いを胸に一歩を踏みだしたゆき。

ゆきの復讐はうまくいくのだろうか────?

そしてゆきの復讐の影に隠れるように始まった本当の復讐とは────・・・!?

ブスが7億円もらったら1巻3話ネタバレ

ボロボロの恰好で工場長の前に現れたゆき。

土下座をして職場に戻してもらえるように懇願する。

ゆきがいなくなって、何かと都合が悪くなっていた工場長は、ゆきを再度雇うことにした。

それはもちろん、ゆきの給料をまた搾取し、愛人に貢ぐためだった。

以前と同じように黙々と働くゆきに、またしても本山からのいじめが始まる。

しかし、そんな本山の罵声にも毅然とした態度で耳をかさないゆき。

そう、すべては、復讐のため。

その時は意外に早くやってきた。

突然、警察が工場に訪れ工場長が逮捕された。

散々貢いできた愛人にも裏切られた工場長。

すべては、ゆきの仕組んだ復讐劇だった。

ブスが7億円もらったら1巻4話ネタバレ

勤めていた職場で、散々イジメてきた本山への復讐を実行するゆき。

介護疲れからパチンコに通いだした本山。

お金を使い果たしたところに、パチンコ屋の店員が軍資金のサービスの話を持ち掛ける。

これに上機嫌で乗る本山。

以降、どんどんパチンコにのめりこんでいった。

全てが順調だったかのように思えた本山の自宅に突然、紙に包まれた石が投げ込まれた。

紙には「金返せ パチンコ狂い」の文字が。

と、そこへパチンコ屋で軍資金サービスの話を持ち掛けてきた男を従えるかのように、ゆきが現れる。

本山は夫の前で、パチンコに狂い300万もの借金があることや、夫の実母への虐待の真実を突きつけられる。

ゆきに土下座する本山。

しかしそんな本山に夫の母は恨みを晴らすかのように・・・。

哀れな本山の姿に、高笑いをあげるゆきだが・・・。

ブスが7億円もらったら1巻5話ネタバレ

「おまえは自分を虐待した母親の幻影に囚われているんだよ」

「本当に復讐するべきなのは 母親だったんだ」

そう、老婆に言われたゆきは戸惑いを隠せなかったが、老婆のひとことで、実の母親を殺す決心をする。

しかし、いざその時になると・・・。

8年ぶりに見る母は、あまりに哀れで、思わず手を差し伸べてしまったゆきだった。

母の愛情を感じたゆきは、母を自宅へ招き入れる。

母子の楽しいひと時を過ごすゆき。

「私が求めていた幸せってこれだったんだ」

今までの辛い人生もこの数日で癒されたかのように感じる。

うたた寝をはじめた母の傍らに、母の診察券をみつけたゆきは、母の主治医のもとを訪ねる。

「もう長くない」そういう母の真実を知りたかったのだ。

その事実をはっきりと主治医から聞き、診察室をでようとしたところ、その主治医に食事に誘われた。

その夜、主治医との食事を楽しもうとしたゆきだが・・・。

ブスが7億円もらったら1巻6話ネタバレ

「ここはどこ?」

「なぜこんなことに!?」

目を覚ましたゆきは記憶をたどる。

そしてハッと気づく・・・。

「まさか・・・」

そのとき主治医の北沢が現れ、北沢の影から、聞き覚えのある声がした。

「お母さん!!」

母と北沢の醜い考えにゆきはなすすべもなかった。

そうして、北沢を熱いまなざしで見上げる母にゆきは昔を思い出す。

そう、母にアイロンを顔に押し付けられた日のことだ。

過去の記憶から恐怖に慄くゆき。

そんなゆきを前に、母はゆきを探していた本当の目的をうち明かした。

出会った時に泣いて喜んでくれた母は、すべてうそだった。

絶望の淵に追いやられたゆきに、最期のときを告げるかのような足音が聞こえる。

「もう助からない 私は今から殺されるのね」

覚悟を決めたゆきの目の前に意外な人物が現れた。

ブスが7億円もらったらのネタバレ感想

母に虐待を受け、どこへいっても疎まれ蔑まれてきた主人公のゆき。

なかなか凄惨な人生ですね・・・。

けど・・・そうなってしまうのもなんとなくわかる。

もし、ゆきが母から虐待を受けていたとしても、せめて顔の傷がなければ、また違った人生だったのではないだろうか?

顔に受けた傷って、他人から受けるその後の人生を変えてしまう威力は十分ある。

それが良くないものだとしたら、次第に気持ちだって沈んでくるでしょう。

ゆきを見ていると、今までよく生きてきたと感心します。

もう、それだけでゆきってすごいなと。

とても強い心の持ち主なんだってことがわかります。

恵まれた人生ではなかったゆきに突然の大金が手に入るという設定はなかなか現実世界では起こりにくいです。

しかし、だからこそ、次の展開が気になり、気づいたら物語に引き込まれてしまっています。

ゆきが「変わりたい・・・」と強く思った時には、ものすごく共感・感動しました。

ほんの数コマしか書かれていないシーンですが、私はこの努力中のゆきがすごく素敵に見えました。

自身を変えようとがんばる姿は、たとえその動機が不純であっても、こんなに美しく見えるものなんですね。

そして、ゆきが復讐をしたかった相手の前に立ちはだかった時は、鳥肌ものです。

その姿は自信にあふれ、妖しいうつくしさを放っていました。

復讐劇というのは、何かしらの快感を覚えてしまい、はまってしまいます。

けれども、だからこそ怖いもの。

復讐の鬼になってしまっては、自身を見失うでしょう。

「お金があればなんでも叶えられるんだ」

そう気づいたときのゆきは少しだけ常軌を逸していました。

大家、工場長と続いて、イジメてきた本山への復讐を実行するゆき。

泣いて土下座する本山の姿に勝ち誇った笑いを上げるゆきだが、なぜだかスッキリしない・・・。

笑い声をあげるゆきの顔は、前回のようにすがすがしくもないし、一仕事終えたような爽快感はなかった。

それは、ゆきの中での本当の復讐の成功ではなかったからだった。

ゆきにとっての復讐とは、復讐した相手がすべてのものから見放されることだろう。

自分が受けてきた屈辱、苦しみを同じように味わわせてこそ復讐は完成するのではないだろうか?

だから、それが叶わなかったときは、復讐にはならない。

ゆき自身も、してやった!感を感じず、もどかしさを抱えていた。

こうして、一旦はゆきの復讐は幕を閉じたかに見えたが・・・。

あらたな展開が始まった。

ここからがゆきの苦悩と復讐の本番でした。

なぜ、本山の復讐劇ではゆきの心は満たされなかったのか!?

ゆきの心に欠けていた家族という存在。

母という大きなトラウマがそこにはあった。

こうして、痛快、爽快な復讐劇が終わりを迎える。

そして、今こそ、母との関係に決着をつけるべく、ゆきは立ち向かいます。

その姿は、単なる復讐劇漫画のおもしろさだけでなく、人のこころの醜さと愛情という深いところまで魅せてくれるものがありました。