30禁を読んだのであらすじ・ネタバレ感想レビューします。
30禁の作者は、畑 亜希美(はた あきみ)先生。
畑 亜希美先生は、2006年プチコミック7月号増刊に掲載された「彼専用」でデビュー。
以後プチコミック本誌などで活躍されている漫画家さんです。
30禁は現在姉系プチコミックにて連載中。
目次
30禁1巻あらすじ
仕事も遊びも恋も、大抵のことは経験してきた主人公・森山志乃(もりやましの)30歳。
30代になって何事も要領よくできるようになった。
だから、結婚相手も、一通りやり終えた同年代がいい。
そう思っていたのに・・・。
ある日突然、志乃は9つ下の真雪(まゆき)から突然告白されて────・・・。
真雪のまっすぐさ、何が出てくるかわからない面白さに志乃は惹かれて・・・。
志乃に結婚相手ができるまでという条件つきで、つき合うことになったけれども────・・・。
30禁1巻のネタバレ
30歳以上は要領よく生きたい
仕事が上の立場になって、任されることが多くなり残業ばかりの毎日。
それでも志乃はそんな自分が好きだった。
仕事も遊びも恋も経験と失敗と反省から色々学んだ。
おかげで30代になると色々と要領よくできるようになった。
そして30代になって結婚を意識はじめていた。
(結婚するなら相手も30代がいい)
志乃はそんなことを思っていた。
30代の大人なら、要領よく生きていきたい────・・・。
そう、漠然とだが強く思っていたのに────・・・。
30歳未満は男の子
仕事から帰宅した志乃は、マンションの前に見知らぬ男の人が道路に座り込んでいるのを見かける。
気になった志乃はその男の人に声をかけた。
「あの・・・大丈夫ですか?」
突然の声に一瞬びっくりして体を起こす男の人。
「寝てた・・・もうこんな時間・・・」
独り言を言ったかに見えたが、男の人は志乃に話しかけてきた。
「ははっやっぱりお姉さんだ」
「お姉さんって随分遅くまで仕事してるんだ」
そういう彼の顔をいぶかしそうに見る志乃。
「あ。君オフィスに来てる造園業者の・・・」
そうだ、彼は志乃の勤める会社に出入りしている業者の男の人だった。
でも、なぜ彼がここに────?
そう疑問に思う志乃をよそに男の人は続けた。
「俺、佐藤真雪(さとうまゆき)っていいます。」
「俺とつき合ってください。」
突然すぎる彼の言葉に、志乃は不信感をあらわにする。
「あ、失礼。こんな突拍子もない告白を経験したことなくて」
超冷静に対応する志乃に真雪は志乃に惹かれた経緯を話し出した。
話すたびに、お姉さん、お姉さんという真雪。
そんな風に言われて軽く疑問に思う志乃。
「ちょっと・・・お姉さんお姉さんって君いくつよ」
そう真雪に問う志乃。
「21だけど」
そう真雪はまさかの9こ下だった・・・!!
驚いたままの志乃を気にすることもなく真雪はさらに驚く言葉を発した。
「つき合ってください」
まっすぐに志乃に向けられた真雪の視線。
「悪いけど、9こも下じゃあ・・・」
じっと志乃を見つめる真雪。
「好きです。」
痛いくらい真剣なまなざしに志乃は────・・・。
30歳未満禁止の恋!?
「あれ・・・なんか頭に」
「あ、今日剪定した、シマトネリコの葉だ」
急にクシャッっと笑顔になり表情を崩す真雪。
そんな真雪を目の前にして、志乃はなんだかうれしくなってしまった。
突拍子もない告白。9こ下。直球すぎる言葉。
その何が出てくるかわからない面白さが、愛しいと思った。
そして志乃は
「私はね、結婚がしたいの。同年代の男性とね。」
「結婚相手ができるまでという条件ならつき合うわ。」
「要領よくいきましょう」
そんなこんなで、はじまった20代(9こ下)の彼とのお付き合い。
しかし、20代とのギャップは想像以上のことばかりで・・・。
そんなとき、志乃にお見合いの話が持ち上がり────・・・。
30禁1巻ネタバレ感想
とにかく真雪がかわいいです。
かわいすぎです。
もう、真雪を見てるだけできゅんきゅんしちゃいます。
思わず志乃がうらやましくなってしまいます。
そして、少女漫画の王道パターンとでもいう2人の男の間で揺れる女心。
これがこの30禁の醍醐味です。
だけど、ただ2人の男に言い寄られて揺れているのではないところがおもしろいです。
ひとりは10歳も年下の男の子
そしてもうひとりは、結婚相手として最適な相手。
まるで夢と現実の狭間で揺れ動いているような・・・。
結婚という現実を取るのか、恋という儚い夢を選ぶのか・・・。
揺れる志乃の心はまさに結婚に迷う女心そのもの。
そして、そんな志乃を想う真雪の一途な想いが胸に迫ります。
30禁2巻あらすじ
仕事も遊びも恋も、大抵のことは経験してきた森山志乃30歳。
30代は何事も要領よくできる年齢だ。
だから、結婚相手も、一通りやり終えた同年代がいい。
そう、志乃は思っていた。
だけど、突然10歳も年下の男の子真雪(まゆき)に告白されて・・・。
気付いたら志乃は真雪のペースにすっかりハマっていた。
30禁2巻ネタバレ!
9つ下の真雪(まゆき)から突然告白された志乃。
そのまっすぐさ、何が出てくるかわからない面白さに惹かれて、志乃に結婚相手ができるまでという条件つきで、つき合うことになったものの・・・。
お見合い相手の河合から正式にプロポーズされた志乃。
承諾する決意をし、真雪との関係を終わらせようとした矢先・・・。
突然のプロポーズ
「俺と結婚してください」
人が行きかう電車のホームで、突然の真雪からのプロポーズだった。
真雪の言葉に一瞬心が揺れる志乃。
しかし・・・。
「・・・私たち、最初に約束したでしょ。結婚相手ができるまでという条件の付き合いって。」
「私、お見合い相手と結婚するって決めたの」
「その時の気分で結婚なんてできないの。結婚ってそんな簡単じゃない」
自分に言い聞かせるようにゆっくりと告げる志乃。
真雪はまだ若い。
結婚に縛り付けてはいけない・・・。
そんな思いが志乃の中にはあった。
自分から身を引くのが一番いい。
それが、真雪のためでもあるんだから・・・。
そんな志乃の浅はかな考えを見透かすかのように、真雪は言った。
「要領がいい?わざと俺のこと子ども扱いして、傷つけることで、俺を守ろうとしてるんでしょ」
「余計なことすんなよ」
真雪の苦しそうな、せつない表情にいたたまれなくなった志乃は、逃げるように電車に飛び乗る。
そうして、志乃は河合の待つ場所へと走った。
河合の姿を見るや、志乃はいきなり言い放った。
「私と結婚してください」
まるで、何かを追い払うかのように、志乃は河合に身を任せる。
河合と結婚する。
そんな言葉だけじゃない。
もっと実感が欲しい。
互いに見つめ合う二人は────・・・。
その日、家に帰ると真雪の姿はなかった。
結婚相手は同年代がいい
河合の職場に、仕事で来ていた真雪に、河合は声をかける。
もちろん、真雪は河合のことは知らない。
口実を作って、真雪と話をする機会を設けた河合。
ふっと、昨夜の志乃のことを思い出す。
「志乃さん」
そう、河合がはじめて、志乃のことを名字ではなく名前で呼んでみたときだった。
静かに涙を流す志乃。
そんな志乃に河合は────・・・。
そして、志乃を想う真雪に河合は言った。
30禁2巻のネタバレ感想
「余計なことすんなよ」
もう、このセリフを言った真雪にきゅんきゅんです。
何度このシーンを読み返したことか!!
わたし、男の人の苦し気で切ない顔って大好きなんです。
その表情みたさに、ちょっとひどいことしたことも、過去にあったかも?・・・(笑)
いいね。年下の男の子のひたむきな気持ちって・・・。
本当、読んでるだけで、ホルモン分泌されて、フェロモンでてきそうですもん